自己紹介 ページ21
『んじゃご飯食べたら行こーか！』
全員がご飯を食べ終わると再び仮面をつけ、船長室へ向かって歩いていく。オヤジの部屋に行くのはこれで2回目だ。1人で過ごすにはえらく広いと思っていたが、会議をするというのならばあの広さにも頷ける。
オヤジはソファに、そこから円を描くように簡易的な木の丸椅子が16個。そして端に寄せられた丸椅子が8個置いてある。あの椅子は客人用か？考えているとエースはマルコとジョズの間の椅子、恐らく2番隊隊長用の椅子に座った。私たちは円を広げてもらった所に4人で入り、私は父さんとシャンに挟まれるように座った。私たちが座ったのを確認したオヤジが沈黙を破る。
｢まさか天災が参加するとは思ってもみなかったなァ｣
『呼んだのはお前だろう？それにこちらとて話しておかなければいけない事もある』
｢俺らに話さにゃいけねェ事か？｣
『あァ。マルコに正体もバレたしな』
室内が一瞬静寂につつまれる
｢は？それは本当か、マルコ｣
｢本当だよい｣
オヤジを向いていたマルコがこちらに視線を合わせてきた。仮面の下を見たとオヤジに言わなかったのは全て自分で話せと言う事だろう。
『あまり言いたくはないのだが』
｢言わねェといけないよい。この先も関わることがあるかもしれねェ｣
『そうか……』
顔から仮面を浮かす。これで声は元に戻るが顔は見られないだろう。まだ起きてからあまり経っていないため少し咳払いをして声を出す。
『久しぶり、なのかな？』
まぁ声だけで気付いたら結構凄いよね。しばらく会ってないし。グルっと周りを見渡してみると眉をひそめる者が数人。そんな表情になるのは聞いた事ある声、Aかもしれないと思っているかのどっちかかな。
『私が言うのも変だけど相棒を助けてくれてありがとう』
疑いが確信に変わったのだろう。絶句した表情を浮かべている。
｢待てよ...お前は……｣
ビスタが声を漏らす。
『みんなの予想通りだよ。じゃあ改めて自己紹介を』
仮面を外し、素顔を晒す。驚愕の表情じゃないのはこの前の天災としての私との戦闘を思い出しているからに違いない。
『私の名はシルバーズ・A。隣にいるシルバーズ･レイリーの実の娘であり、ウミウミの実の能力者。同時に皆が呼ぶ天災でもある。これからもよろしくね？』
｢こりゃ色々整理しなきゃいけねェな｣
呆れたような声のオヤジ
『あは』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 245人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うみん(プロフ) - パーカーさん» 2年の修行に入るまでを第1部として一旦完結、間の2年間を第2部、2年後を第3部にするつもりです！それぞれキリのいい形で終わらせるつもりなので、1部はこの章で完結だからあと少しです！！ (3月19日 5時) (
レス) id: 933334a956 (このIDを非表示/違反報告)
パーカー - 2回目のコメントごめんなさい！気になった事がありまして、この話は最終話はまだまだですか？(誤字あったらすんません) (3月18日 18時) (レス) @page18 id: 13475ac173 (このIDを非表示/違反報告)
うみん(プロフ) - パーカーさん» パーカー様！初めまして！！最初めちゃ読みにくいのにここまで読んで頂き感謝感激雨あられって感じです；；お話の完成度上げてこれからも頑張ります！！ (3月11日 12時) (レス) id: 933334a956 (このIDを非表示/違反報告)
パーカー - 初めまして！この話はとても面白くて、一気に見ちゃいました！！気長に待つのでうみん様のペースで更新して下さい！(誤字あったらごめんなさい) (3月10日 23時) (レス) @page17 id: 13475ac173 (このIDを非表示/違反報告)
うみん(プロフ) - メイデーアさん» あ、、、それある海賊団のあるメンバーの前でやっちゃう予定です笑。面白いと言って頂けてほんとに嬉しいです；；早くシリアス抜け出して面白要素詰め込みたいです、！！ (2月25日 23時) (レス) id: 933334a956 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うみ | 作成日時：2023年11月5日 23時
