男子校の保健室 (ページ12)

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岩田剛典ページ12

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「犬。」

剛「犬じゃない！人間！」

子犬系男子

2年岩田剛典

その可愛い見た目から子犬と呼ばれてる。

実際は凄いガサツで大雑把。

1年の子犬(片寄)とは違う可愛さの持ち主 ←

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「んで、どうした。」

剛「眠い！」

「同じく」

剛「だから一緒に寝よ！」

「…うん、どうなったら一緒に寝よってなるんだよ。」

「あとお前これ完璧サボりだからな。」

剛「てへぺろ♡」

…………くそ。可愛いじゃねえか。

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「……んで？戻んないの？」

剛「俺がここで戻ると思う？」

「思わない。」

剛「さっすがAちゃん！俺の事よく分かってる♡」

剛「だから俺と付き合って♡」

「だから！どうしてそうなる。そして付き合わない！」

「あんたに手出したら私捕まるわ。」

ドンッ

剛「……じゃあ、俺が20歳過ぎたら付き合ってくれる？」

「あんたね。先生をおちょくるのもいい加減に……」

剛「本気だよ。」

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壁ドンとやらをされて

まあ大抵の女の子ならキュンキュンくるであろう台詞をぶちかまされ

私もキュンキュン………………

なんてことあるはずもなく。

「なーに犬のくせに調子乗ってんだ」

「あんたはワンワン鳴いてろガサツ。」

剛「……俺ディスられてる？」

岩田の腕の下からひょいと抜け出して

当の本人は項垂れてるけど爆笑

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剛「……まあでも！俺諦めないから！」

私にピシッと指差して宣戦布告？的なものをされる。

いや、あんたが20歳過ぎてる頃には私もうババアだから。

てか結婚してると思われる。

……現時点でそういう人は居ないけど！！！

何か文句でも！！？？

「……はいはい。さー戻った戻った。」

無理矢理保健室から追い出す。

ああやってサバサバしてたけど、壁ドンなんて何年振りかとかそんな感じで

ちょっとキュンとした…………かもしれなくもない。

てかキュンとした事を認めたくない。

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