五。 ページ10
極端すぎる
体力作りのためひたすら走るだけだったのが、距離が伸びて、障害物が増えて、平坦な道を走ることはなくなった。
そのうち体力をつける以外のことも教えてもらえるようになった。
相手の動きを予測して躱すため、休むことなく、寝ることすらなく攻撃され続けたり。
カラの国にあるらしいクラウヴマガという護身術をある程度身につけてからは、子供の私でも危険だとわかる場所に１人で放り込まれもした。
幾らなんでも、極端すぎると思う
今日はたまの休息日
ではあるけど、カラに遠い商店街までたくさん買い物をするよう言われたから休めはしない
「人使いが荒い。こども１人にこんな大量の買い物させるなんて、どういう神経してんの…」
前から視線を感じる。
少し距離を置いて視線の方を見れば…
こども、私と同じくらいか。
血の匂いがする。
私じゃなくて、多分あの子の。
怪我をしているようだ
だからこんな場所で生きてるのに、わかり易く殺気を出しているんだろう
「…はじめまして」
手負いの獣は、こんな目をしている
爛々と光る目の中にある明確な殺意。
身に覚えがあるから、よくわかる。
私も彼女も、獣ではないけれど。
その子は、私が次の言葉を話すより先に襲いかかってきた。
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yuka(プロフ) - この小説が好きすぎてもう３週読んでしまいました。きっともう更新することはないだろうけどすごく見てて面白いです。86さんの他の小説も面白かったです。零の続きがどうしても気になってしまいます…（´-`）.｡oO (2019年8月31日 3時) (
レス) id: 987b186f2a (このIDを非表示/違反報告)
86 - クルルさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。コメントありがとうございます。更新していなかったにも関わらず、そう言って頂けて本当に嬉しいです。ありがとうございます、頑張ります。 (2019年4月6日 17時) (レス) id: 5362c81898 (このIDを非表示/違反報告)
クルル - とっても面白いです。更新頑張って下さい。応援してます。 (2019年1月13日 21時) (レス) id: 262f0ecdd1 (このIDを非表示/違反報告)
86 - あむさんさん» ありがとうございます。フェイタンの格好良さがいまいち書ききれてない気がするのですが、そう言って頂けてとても嬉しいです。ありがとうございます、がんばります! (2018年9月10日 20時) (レス) id: 5362c81898 (このIDを非表示/違反報告)
あむさん - 私もフェイタン大好きなので、こんな小説待ってました！これからがんばってください！応援しています！！ (2018年9月5日 3時) (レス) id: 899eaaa83d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：86 | 作成日時：2018年9月3日 1時
