東海と！ (ページ34)

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寒い日＊ry ページ34

りょうside

たまには外を歩こう！って急にAが言うから
休みの日に2人で岡崎の町をぶらぶらと歩く

『寒いんだけど』

り「絶対言うと思ったー！けどAが提案したんだからね？」

『………』

り「まぁ今日は天気がいいから外も気持ちいいね」

アウターのポケットに手を突っ込んで
ストールに顔を埋めて歩くAは
いつも以上にちっこく見えて可愛い

『まぁねー。いつも車の移動だしたまには歩かんとおばあちゃんになっちゃう』

り「それは困るなぁ。たまには運動しなきゃねぇ」

『けど寒いから、やっぱりお家でスマブラしとりたいし、ゴロゴロしとりたいし、YouTube見とりたいや』

り「えーじゃあ今日ダメじゃんせっかくAとデートなのに」

『デートって笑そんなもんじゃないら？』

へへへって笑いながら言ってくるA

Aにとってはただの幼馴染みとのお散歩？

なんて考えてたら

『けど、りょうと2人でゆっくり歩くのも悪くないね』

り「そんな可愛いこと言われると困るんだけど」

俺のしょーもない小さな悩みなんて
Aの一言でどこかに消えていくんだ

り「A寒いんでしょ？ほら」

『っ！……りょうの手あったかいげぇ…』

ポケットに突っ込んでたAの手を引き抜いて
自分の手の中に収める

ちっちゃくて細くて暖かい

ねぇ、いつもそんなことして女の子落としてるの？

なんて聞いてくるAを無視して目的地もなく歩く

『小さい頃からりょうが手繋いでくれるの好きだったわぁ落ち着く』

なんてことを、なんの気無しに言っちゃうから

ドキッとしちゃうのと同時に

他の男にもそんなこと言ってるのかなって不安になる

り「Aの手を握るのは俺の仕事だからね」

そんなイケメン発言するのやめりん！

って言ってくるけど、こんなこと言うのAにだけって早く気づいてよ

Aの手を離さないように、しっかりと握って
自分のド○○キが伝わらないか心配になりながら
Aの手は小さいねなんてふざけておく

だって余裕ないのバレたら嫌だからね

り「今度はイルミネーションでも見に行こうかや」

『うん！あ、私行きたいとこあるんよ、りょうと行きたかったからちょうどいい！』

冬はまだまだ長い

2人でいっぱい楽しもうね