私と貴方の幸せな日々２【イナＧＯ】【吉良ヒロト】 (ページ21)

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５１話ページ21

社長室

『本当にごめんね？』

ヒロト「大丈夫だよ。俺こそごめん。うちの社員が。」

『・・・二人もクビにして大丈夫なの？』

ヒロト「平気さ。Aを傷つける奴はうちの社員だろうが許せないからね」

『・・・ヒロト』

ヒロト「そこのソファーに座ろう？」

『うん』

二人はソファーに座る。

Aは腕を見る。よほど強く掴まれたのかまだ赤い。

ヒロト「腕痛むよね？」

『うん。・・・知らない人の手の跡がくっきり・・・気持ち悪いよ。』

ヒロトはAの赤くなった手の後を撫でる。

『ヒロト？』

ヒロト「俺の責任だね。俺が受付に行けばこんな跡が付くこともなかった。」

『そんなことないよ！こんな事想像できないもん！』

ヒロト「A・・・」

『大丈夫！・・・そういえば』

ヒロト「どうかしたのかい？」

『受付の人！ヒロトの事狙ってた(拗ねてる顔』

ヒロト「は？」

『玉の輿がどうこうって言ってた。ヒロトはあんな人の所に行かないよね？』

ヒロト「行かないよ！俺はA一筋さ！！っていうか興味ないしね！社員っていう以外の感情はないさ！！」

『良かった(ホッ』

Aは周りを見ると

『やっぱり社長室なだけあって広いね；』

ヒロト「そうかい？」

『うん！』

Aは社長室の机の後ろの窓の所に歩き

『６０階なだけあるわ；高い；』

ヒロト「そうだね(笑)」

『眺めいいね！』

ヒロト「それは良かった(笑)」

『ふふふ(笑)私こんな高い建物入ったの初めて！！』

ヒロト「そうなのかい？」

『うん！わ～！興奮する！！』

ヒロト「ふふふ(笑)」

コンコン

緑川「氷持ってきたよ！」

ヒロト「ありがとう緑川！」

『ありがとう緑川君！』

Aは緑川から氷を受け取る。

緑川「それにしても受付といい災難だったね；」

『本当！！受付嬢さんには、ヒロトの事いないって言われるし、警備員呼ぶって脅されるし！！通行証投げられるし！！あの男の人には強く腕掴まれて赤く腫れるし、社員じゃないって言っているのに嘘つき呼ばわりされて仕事しろって言われてヒロトに渡す封筒投げられるし！！最悪！！』

緑川「本当災難だね；」

ヒロト「・・・すまない；」

『ヒロトのせいじゃないけど！！なんかムカムカ止まらない！！』

ヒロト・緑川「(汗)」