【Ｈ×Ｈ】心臓に絡みつく 参

８４． ページ22

ゴレイヌが、カードはツェズゲラ達に譲ると言って終わった



伸びてただけだし当たり前か









［他のプレイヤーが貴方に対し、交信(コンタクト)を使用しました］




灯台から出て歩いていると、ツェズゲラのバインダーから声が聞こえた




交信(コンタクト)される方にはこう聞こえるのか




［久しぶりだな…誰かわかるか］



「ゲンスルー…！」



おお、噂の


このタイミングで連絡をよこすってことは一坪の海岸線が目的だろう




「何の用だ」



［まずはおめでとうと言っておこうか］


「何のことだ」



ツェズゲラは即座に返すが、ゲンスルーとやらは笑うだけだ



［恍けても無駄だぜ。お前たちの生命の安全は保証する、代わりに一坪の海岸線を寄越せ］




視線を感じる


そう遠くもないどこかから見られてるな



相手に勘付かれたら面倒だから探せない



「ふざけるな」



当然の答えだ



［ま、俺たちに勝てるかどうか試してみるのも面白いかもな］




［取引に応じるなら、1時間後にマサドラの入口までお前1人で来い。現れなければ力づくでカードを頂くのみ。どこへ逃げても無駄だぜ、同行(アカンパニー)は山ほど持ってるからな］




こいつもカードへの執着心が酷いな



やっぱりクリアしたらそれなりの報酬があるんだろう







そういえばパクたちは今どこにいるんだろう



一坪の海岸線は手に入れたし、ここにいる理由はないしゲンスルーと鉢合わせる前にどこか遠くへ行くか



あ、でも見られてるなら無駄か？



どうしようかな




「ゴン=フリークスだ！俺が相手になってやる！」



ゴンの怒鳴り声だ



ゲンスルーに喧嘩を売ったのか


ボロボロの身体で名前までバラすなんてアホなんだろうか



アホなのか

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