【Fischer's】神様はイタズラ好き？

#15（モトキ） ページ17

春「ほら、本殿の拭き掃除！！早く、てきぱき！！」


モ「はっ、はい！！」


は、春樹がスパルタすぎるっ！


シ「モトキおせーぞ！」


モ「だって、袴動きにくいんだもん。」


シ「俺にできて、お前にできないはずないだろ。」


貴「二人ともそんなに焦って拭いてもらっても、神様はいい気分にはなりません。春樹、もっと丁寧に！」


春「うっ、…すいません。」


貴「よろしい！」


さすがお姉さん。しっかりしてる。


それに、袴姿めっちゃ似合ってる。


…かわいい。


貴「モトキさん、手、止まってます。」


モ「へ、うぁぁぁぁあ！」


目の前にAちゃんがぁぁ！


心臓止まるっっ。


シ「モトキお前、拭き掃除しなくていいから。俺一人でやる。」


モ「あ、まじすか。ありがとう。」



春「じゃあ、ねーちゃんと一緒に供え物の掃除。」



モ「ふぁっ！？」



シ「一人だけ楽するのは…。」



モ「………………あっ！！」



振り返ると、ンダホとマサイが握り飯を食べていた。



シ「お前ら！！何呑気に握り飯食ってんだよ！手伝え！！」



マ「シルクー。俺たち夜中に来て、こんな朝早く引っ張り出されて、何も食ってないんだぜ？」



シ・モ「くっっ…。」


それ以上言い返せなかった。

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