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【宮舘side】
「ただいまぁ。」
『‥‥おかえり。』
21時、1番末っ子が1番最後に帰ってきた。
高校を卒業して、ゆきくんには役者の仕事が多く舞い込む様になった。
ゆきくんから話を聞けば、SnowMan加入以前の、
風間くんのおかげで繋がった横の繋がりで、ゆきくんを見留めた人たちが、
こぞってゆきくんに仕事のオファーを入れているみたいで。
芸能界で生きる身として、ありがたいことこの上無いのだろうけど。
でもやっぱり、グループの末っ子がばたばたと忙しなく動いていて、
その上痩せている、なんて、年上のメンバーとして見逃せることではなくて。
目「あ、おかえり、ゆきくん。」
「めめくん‥‥ただいまぁ。めめくんもさっき?」
目「ん。そうそう。もう、ねっみぃ。ご飯なかったら速攻で寝てる。」
『ちょっと。』
目「んは、そんなこと言うと舘さん達に怒られるけど。
俺も食べ始めたばっかだし一緒に食べよ。」
「‥‥ぅん。」
目黒とご飯を食べ始めたゆきくんにひとまずホッとしながら、
2人の方がいいかもな、なんて考えて、リビングを出る。
最近、SnowManの俳優担当だなんて括られ始めている2人。
きっと、2人だから話せたりすることもあるだろうし。
岩「ゆき、帰ってきたんだ。」
「うん、だいぶ疲れてるみたい。」
・
岩「だいぶ静かだな。」
「‥‥確かにね。もう食べ終わっててもおかしくない時間だけど。」
照と思ったより話し込んでいて、ふと時計を見ればもう22時。
もうみんなそれぞれ部屋にこもっているみたいだけど、
目黒とゆきくんがいるはずのリビングからも物音ひとつしない。
岩「‥‥んひひ。舘さんも見てみなよ。」
『え‥‥?‥‥ふふ。』
心配になってリビングを覗きに行った照がニヤけながら戻ってきた。
目黒は船を漕いでいるし、
ゆきくんは既に小さく寝息を立てていた。
目「‥‥ぁ、岩本くん、と舘さん。‥‥ねみぃ‥‥。」
岩「めめももう風呂入って寝な?ゆき‥‥はとりあえず起こすか。」
若干足元がおぼつかない目黒と一緒に照がリビングを出ていっちゃったから、
俺はゆきくんのそばにしゃがみ込む。
「‥‥だてさ‥‥??」
肩を軽く叩けば、重たそうな瞼が緩く開かれた。
『‥‥うん、とりあえず、残り食べれそう?無理だったらもう良いけど。』
「もう、良い‥‥。」
『うん分かった。かなり食べてるし。今日はもういいよ。』
本音を言うなら完食してほしいけど、無理は良くないからね。
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姫色(プロフ) - ののさん» ご指摘ありがとうございました!訂正しました。 (3月9日 11時) (レス) id: 0c7ff45f82 (このIDを非表示/違反報告)
のの - 板垣李光人くんです! (3月9日 10時) (レス) @page36 id: 5cfd4588a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫色 | 作成日時:2023年12月4日 17時