戦勝品の日常

○ ページ28

＊＊＊＊＊＊



ほ、本当にどうしよう………



私がベッドでローレンさんがソファか、
二人で一緒にベッドで寝るか…………



















どっちもやばい………！！！！！






折角、タオルと服を貸してくれたローレンさんを
ソファなんかで寝かせるなんて考えられないし、

かと言って、一緒にベッドで寝るとか……

私が寝れなくなる！！！！！










究極の選択すぎる……

どっちを選んでも私が耐えられない……









『え、えっと……………』






私が言い淀んでいると、
ローレンさんが近づいて来て
頭を撫でてきた





ロ「…………迷ってる？」



『………はい』



ロ「俺がソファで寝るの嫌？」



『嫌です……』



ロ「俺と一緒に寝るの嫌？」



『い、嫌って言うわけでは……』



ロ「んじゃあ、一緒に寝ても問題なくね？」



『そ、それは………！』







私が焦って顔を上げると、
ローレンさんは目を細めて私を見ていた






ロ「………な〜に？意識してくれてんの？」



『…………………ぁ！』







ローレンさんの言葉の意味を理解した途端、
自分の体温が上がった







狼狽える私を見てローレンさんは
私の耳元で囁いた







ロ「大丈夫。"今日は"手ぇ出さないから。
　 あ、でも抱きしめるのは許して」




『っ〜〜〜〜〜！！！』



















とりあえず一発殴ったのは言うまでもない









でも、抱きしめられた時のローレンさんの体温は
とても安心しましたよ




なーんて、言ったら調子乗るから
絶対言わないけどね








＊＊＊＊＊＊

思い出を形に・knmc→←ベッドの攻防戦・lrn

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す