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反射的に声がした方を見ると、
表情はいつもと変わらないが
明らかに怒りのオーラを纏ったAちゃんがいた
『幹部の方に対して手を握るなど、
少々お戯れが過ぎるのではなくって?』
女「なっ………!?口を挟まないでくれますか!?」
冷静に抗議するAちゃんに対し、
女の人は頭に血が昇ったように抗議する
そんな女の人にもう1人の女の人が
それを咎める
女「………!馬鹿、あんた!この方は、
あのA様よ!!」
女「……………えぇ!?!?」
『…………………』
女の人は目を丸くして驚く
Aちゃんは普段表に出ようとせず、
常に城内の中にいるか任務に行っているかのどちらかなので
今時の若い人があまり知らないのも無理はない
女「あ、あのとんだ失礼をしてしまい、
申し訳ありませんでした………」
女「ど、どうかお許しを…………」
『……………………』
女の人達が謝ってもAちゃんは一向に
まるで今にも飛びかかりそうな目で睨んでいる
明「…………Aちゃん!行こ!!」
『…………え!?』
俺はこれ以上はヤバいと思い、
Aちゃんの手を引いて急いでその場を離れた
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明「ぜぇ………はぁ……」
『……………………』
しばらく走ってさっきの場所から
離れた所で俺たちは立ち止まった
明「………………Aちゃん?」
さっきからずっと黙っているAちゃんを
不思議に思い見つめると、
Aちゃんはそっと口を開いた
『…………やはり、先程の方の方が良かったですか?』
「……………へ?」
『あの方の方が素直で可愛らしいですし、
私なんかよりもずっと愛嬌があります。
そんな方に私は思わず手が出てしまうほど、
野蛮で態度の悪い奴ですので………………わっ!』
俺はAちゃんの言葉を遮るように
抱きついた
自分でも顔が赤いのが分かる
明「お、俺はあの人じゃなくて、
Aちゃんがす、すすすす好きですけどぉ?」
『え!?あ、はははい…………』
明「だからですね……あの………
自信持って下さると嬉しいんですけど………」
『は、はいぃ…………』
Aちゃん以外に目移りするなんて心外だ
俺には俺あの人達じゃなくて
恥ずかしがりやで、でも凛々しいAちゃんが好きなんだ
自信持って
俺には君だけなんだから
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かな様!
リクエストありがとうございました!!
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ビビ(プロフ) - みかんゼリーさん» 大変お待たせいたしました!!何度も読み返してくれるだなんて……!(感激)またのリクエストお待ちしておりますね!! (2月18日 17時) (レス) id: c4e56c50b5 (このIDを非表示/違反報告)
みかんゼリー(プロフ) - リクエストお答えしていただきありがとうございます!何度も...ヽ( ´_つ`)ノ ?読み返しします!体調に気をつけて、更新頑張ってください! (2月18日 9時) (レス) id: a966d61e48 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - 海月そよさん» リクエストありがとうございました!!私も書いていて楽しかったです!!またのリクエストお待ちしております! (6月7日 20時) (レス) id: 23a9beafd0 (このIDを非表示/違反報告)
海月そよ(プロフ) - ビビさん» ご馳走様ですめっちゃ満足しました!(●´ϖ`●)リクエスト引き受けて下さりありがとうございました (6月7日 6時) (レス) @page35 id: e95fda6ae2 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - みかんゼリーさん» d(^_^o) (6月6日 6時) (レス) id: 23a9beafd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビビ x他1人 | 作成日時:2022年10月24日 23時