どうも、戦勝品です【2j3j】

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牢屋近くに行くと見張りをしていた部下から
拷問相手の資料を貰う






部下「A様、こちら資料でございます」



『ありがとう、貴方は下がっていて大丈夫ですよ』



部下「かしこまりました」






部下が地下室から出たのを確認して
貰った資料に目を通す





そこには拷問相手の名前と役職しか載っていなかった





『………まあ、所詮A国はこれぐらいの情報しか手に入れられないか』







これ以上は資料を読む必要性がないので
さっさと牢屋がある部屋へと入る











頑丈な扉を開け、鉄格子を挟み、暗くなっている奥には
手を前で縛られて胡座をかいて下を向いて座っている人物がいた






『それでは、初めて行きましょうか



















　"三枝明那"様』












その人物は私の声を聞き、
ゆっくりと顔を上げた





暗い空間に目が慣れ始めた私は
その姿を見て驚いた







幹部というには似つかわしい白い大きめのパーカーを中心とした服装
髪の毛には特徴的な赤いメッシュが入っていて、
幼い顔つきだが整った容姿





そして、スパイであり捕まったというのに
返り血や汚れが一切ない










………この人、只者ではない










私が困惑していると、
"三枝明那"様……………明那様は私を見て
パッと笑顔になり、元気に喋り出した







明「へぇ〜、どんな怖い人が来るかと思ったら
　 めっちゃ美人の女の人が来た！ラッキー！！」










一応、捕まっている身なのに
めちゃくちゃ元気だな










『………つかぬことをお聞き致しますが、
　どうしてA国にスパイを？』






明「いや、ふっつーに興味があって観光してたらさ、
　 全然知らん人達から「いたぞ！捕まえろ！」って
　 なって捕まっちゃった………マジだからね！？」






『………………』








呑気に話したり、焦って話したり忙しい人だが
目は真っ直ぐ私の目を見てハキハキと喋る







長年拷問を行なってきたから分かるが
つまり、彼が言うことには一切の嘘偽りが無い










『…………なるほど、それはこちら側の落ち度ですね』






明「えぇ！？信じてくれるの！？こんな怪しい奴の話を！？」






『はい、貴方の様な方が嘘は言わないだろうと私が判断いたしました
　恐らく、我が総統が偽造演技を行いたかったのでしょうね』









明「偽造演技？」








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キリ悪いですが、
一旦切ります

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