どうも、戦勝品です【2j3j】

side 叶 ページ21

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初めはただの興味本位だった







僕達が幹部になるまでのNJSJ国は
その豊富な資源を目的とした厳しい条約を結ばされ、
いいように扱われてきた弱小国




そんな自分達の国を変えるべく
僕達は幹部になった






条約を破棄するには話し合いの解決が必要であり、
そのためにA国の総統とは何度も会合を重ねて来たが
僕達たちが下手に出れば出る程、舐め腐った態度をしてくる


市民の為を思い、なるべく戦争は起こしたくなかったが
そろそろ僕達の堪忍袋が切れそうだった

その時に僕はA国のAちゃんの噂を聞いた










実際のA国は治安も悪く、
何故こんな国の言う事を聞いていたのか？と言う程に
弱過ぎる軍隊だった




そんな国を総統の代わりに持ち堪えさせていると言う秘書の噂





そんな噂に僕は好奇心を煽られ、
明那に潜入調査をお願いした







しかし、明那のうっかりミスで
間違えて捕まってしまったらしくかなり焦ったが、
その結果、Aちゃんを見つけることが出来たので結果オーライ







初め、明那から情報をもらった時は

明「可愛い！！めっちゃ美人！！」

しか言わなかったので驚いたが、



その後に入れてくれた情報から
戦闘面・仕事面において、かなり優秀で
此方としても欲しい人材だった





こんな人物はこの先出ないだろうと思い、
僕は葛葉に勧誘のことを話したが、
案の定、葛葉は猛反対した。



葛「見ず知らずの敵国の幹部を入れるとか
　 ついに頭イカれたのか？」


と言われてしまうほどに。





まぁ、初めから連れてくるつもりだったから
葛葉の意見なんて聞いたようで聞いてないんだけどね。



　




そして、次のA国との会合の時に
相手との戦争を取り付けるように煽ってもらい
Aちゃんの勧誘に誘い込ませてもらった






思ったよりも大人しく着いて来てくれたことに
疑問は持ったけど、作戦が上手く行ったことに
とりあえず喜んだ




そして、初対面のAちゃんは
明那が言っていた通りの美人だったが
表情が固く、目に光が入っていなかった





それぞれが自己紹介をしていく中で
やはり葛葉みたいに反対派もいた


僕はAちゃんが反対派の人に何て言うのか
気になったが、Aちゃんは冷静に言った



















『好きなように使って下さって結構です』





と。



















その言葉に賛成派も反対派も頭を悩ませた






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