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私は叶様と一緒に部屋に向かうべく
長い廊下を歩いていた




若干、沈黙が辛い








難しい顔をしていた私を見た叶様は
申し訳なさそうに話し始めた




叶「ごめんね、Aちゃんを連れて来てって言ったの僕なんだ」




『………え!そうだったんですか…』






私は意外な発言に驚いて
俯いていた顔をバッと上げた






叶『A国には昔から良い噂はなかったし、
  実際治安も悪かったし、どうしようか悩んでたんだけどね
  その時にAちゃんの噂を聞いたんだよ』





『私の噂……ですか』






叶「そう、A国には一人で国を動かしていると言っても過言ではないほどの
  優秀な秘書がいるってね、そんな凄い人をA国なんかに居させるなんて
  勿体ないなって思っちゃってさ………迷惑、掛けちゃったよね?」
 















『………そんな事ないです!』






叶「!!」





叶様は私が急に連れてこられて迷惑だと思っていると考えたらしく、
叱られた子供のように落ち込でいるが、



私はそんな事、少しも思っていない






『私はA国総統から小さい頃に誘拐された身でございます。
 尊敬など少しもしていませんでした。いや、寧ろ、皆様は
 私を救い出してくださいました。感謝しかありません』







感情が昂って早口で捲し立てる


叶様はそんな私を見て大きく目を開いて
驚きを隠せないようだった






『それに、明那様が簡単に捕まっていたのも
 私の位置を知る作戦だったのでしょう?』







叶様はふっと微笑んだ





叶「………うん、その通りだよ。やっぱ分かってたか」



『優秀なNJSJ国の幹部がそう簡単には捕まらないと思いましたので』



叶「ははっ、流石だね」








そして丁度部屋の前に着いたらしく
私たちは歩みを止める



その時に私はもう一度叶様と目を合わせる






『叶様、こんな私を見つけ出して、そしてA国から救って下さり
 …………本当にありがとうございます』





私は硬くなった表情筋を動かして
精一杯の笑顔を作り、頭を下げた









しばらくその体制でいたが
叶様の返しがなく不思議に思い顔を上げた



が、その瞬間に身体をぐるんと回転させられ
部屋に押し込まれた






『うぇ!?』




叶「とりあえず部屋に居て!夕食の時に呼ぶからそれまでゆっくり休んでて!!」




『は、はい』




急にどうしたのだろうか?



















叶「あれは、ちょっとヤバい……」

side 叶→←→



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- これパクリ作品ではないでしょうか…。以前読んだ、他界隈の作者様の作品と似ている気がするのですが……。パクリでは無いのか確認をお願い致します。もし、パクリをしたというのなら、早急に作品を消すなどの対処を行ってください。 (2023年3月24日 9時) (レス) @page3 id: ceed927724 (このIDを非表示/違反報告)
みみす - 上の表記にはパクリなどでは無いと書かれていましても本当かは分かりませんので確認お願いします。 (2023年2月15日 18時) (レス) id: bb54137fa7 (このIDを非表示/違反報告)
みみす - あの、すみませんある方が書かれた小説を2j3jバージョンにしたようにしか見えないんですが (2023年2月15日 18時) (レス) id: bb54137fa7 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - 伊織さん» コメントありがとうございます!!確かにエリスもいいですよねえ〜! (2022年10月31日 23時) (レス) id: 51dd06a79f (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 元々名前の設定がエリスだったのでびっくりしました!!それにしても可愛いですよねエリスって名前 (2022年10月31日 20時) (レス) @page1 id: f7b48c76f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ビビ x他1人 | 作成日時:2022年9月13日 0時

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