→ ページ49
＊＊＊＊＊＊
扉を開けると私が来ると予測していたのか、
兵士の方が立って待っていた
兵「お待ちしておりました。黛様は奥の部屋にいらっしゃいます。
ご案内致します。着いて来て下さい」
『は、はい』
そう淡々と告げられ、
私は案内されるがままに着いていった
少し歩くと、縁が青色の黒い扉が見えた
兵士はその扉をノックして
中にいるであろう黛様に呼びかけた
兵「黛様、"戦勝品"様がおいでになさいました」
黛「………………………入れて」
兵「畏まりました」
許可が降りたようで、兵士は私に一礼して
自分の立ち位置に戻っていった
………………あれ？
そういえば、これって私見学しに来たんだよな？
訓練の様子を見ずにいきなり呼び出されたってこと？
う〜ん………？
疑問に残ることはあるが、
とりあえず私はその扉を開けた
『失礼致します、黛様。ご要望通り参りました』
黛「…………………」
いや、何か喋ってくれ…………
ただでさえ最初の印象が悪くて部屋に入るの緊張したのに、
いざ二人きりになるなんて、怖くてしょうがないのに！！
そんな沈黙の時間がしばらく流れていると
不意に黛様が話し始めた
黛「名前はA。生まれはスラム。10歳のころに
A国に拉致された。目はこの世でも珍しいオッドアイ」
『………………！？！？』
黛様の無機質な声で話されたのは
私が過去に消したはずの情報だった
何で………？
消したはずなのに………！
黛「余りにも情報が少なかったから、何かあるんだろうとは思ってね。
データを復元させてもらったよ。まぁ、成程ねとは思ったけど」
黛様はそう淡々と話す
削除したデータを復元するなんて……
じゃあ私のスラムでのことが全部バレたってこと？
それに対し、私は顔から
血の気がなくなっていく感覚がした
黛「………………そんなにスラムが嫌なの？」
『………………あ、いや』
そんな、顔が真っ青になる私を
黛様はじっと見ていた
黛様が何を考えてるかわからない
このまま私をどうする気なのか
捨てるのか、処理するのかわからない
私は黛様の顔が見れなくなり、
視界を自分の足先に移動した
そんな私に黛様は
疑問を一つ投げかけて来た
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 891人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あ - これパクリ作品ではないでしょうか…。以前読んだ、他界隈の作者様の作品と似ている気がするのですが……。パクリでは無いのか確認をお願い致します。もし、パクリをしたというのなら、早急に作品を消すなどの対処を行ってください。 (2023年3月24日 9時) (
レス) @page3 id: ceed927724 (このIDを非表示/違反報告)
みみす - 上の表記にはパクリなどでは無いと書かれていましても本当かは分かりませんので確認お願いします。 (2023年2月15日 18時) (レス) id: bb54137fa7 (このIDを非表示/違反報告)
みみす - あの、すみませんある方が書かれた小説を2j3jバージョンにしたようにしか見えないんですが (2023年2月15日 18時) (レス) id: bb54137fa7 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - 伊織さん» コメントありがとうございます！！確かにエリスもいいですよねえ〜！ (2022年10月31日 23時) (レス) id: 51dd06a79f (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 元々名前の設定がエリスだったのでびっくりしました！！それにしても可愛いですよねエリスって名前 (2022年10月31日 20時) (レス) @page1 id: f7b48c76f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ビビ x他1人 | 作成日時：2022年9月13日 0時
