アイドルの恋愛ウラ事情。3

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あ「……………………………へ？」







思いもよらない言葉に
すっとんきょんな返事を返す私








あ「な、にがですか…？」









山田さんの口から、
そんな言葉が出るなんて思ってもみなかったから
心の中はかなり動揺していて。








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涼介「いや、俺あの時だいぶ酷い事言っちまったから。」







こういう時に限って
山田さんの顔を覗くことなんて出来なくて、







ただ、
心の奥にズンとのしかかる重みを感じていた。









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涼介「俺もあの時必死で、何か無性にムシャクシャしてたわけ」





あ「………………………………………」





涼介「…んだから、悪かった。」





あ「……………………………っ」









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なんで私はこんな時に限って言葉が出てこないんだろう








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涼介「なんか言えよな…」






まさにいつもの逆
山田さんが一方的に話して私が黙り続ける状況





きっとこれは頭が追いついていないせい
まさか山田さんからそんなこと言われるなんて、
思ってないからさ…









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涼介「え、もしかして怒ってんの？」




あ「…え？」





パッと横を見れば、
向こうもえ？って顔してて、







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あ「いや…!怒ってるわけないじゃないですか!!」






やめてよ山田さん誤解しないで
もう今私すっごい動揺してるわけよ!








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あ「そんな…っ怒ってるわけないじゃないですかっ!!!!!」




涼介「うんそれさっき聞いた」









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あ「まじで迷惑とか、首突っ込むなとか、そんなんで怒るわけないですよ…!!」




涼介「いやめちゃくちゃ根に持ってんじゃん、なんならあの時のセリフちゃんと覚えてんじゃん。」




あ「ちがっ…それはっ…!!」




涼介「ふっ…」









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言いたいことが出てこない私に
呆れた顔して笑ってる







なんか不思議だ、
何言ってもキレ口調の山田さんが、
今は全然違う








単純に呆れてるだけ?









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涼介「…………………………っ」




あ「あっ、すいません…」









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チラチラとその笑顔の意味をさぐっていたら
再び目が合って。








いつもの不機嫌モードに戻って、
窓の外を眺め始めた









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