アイドルの恋愛ウラ事情。3

｢最高で最強のグループです｣ ページ34

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あ「……………………やまだ…さん？」







その冷めた表情が、
私を見下ろしていて、








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滝沢「山田……体調は大丈夫か？」







涼介「はい、だいぶよくなりました。迷惑をおかけしてすみません。」









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体の奥底から震え上がって、
目頭が熱くなる








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涼介「何死んだとでも思った？大体お前お節介なんだよ、俺が出ない選択肢すると思うか？バカめ。」








山田さんがここにいる
いつもみたいに無愛想で、
私に向ける表情に相変わらず色なんてなくて。








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あ「…………やまださんっ………っ、、、」








何でも良かった、
ここにいてくれるだけで良かった








ただ山田さんがここにいる幸せだけを噛み締めた









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涼介「あと1時間ですよね、急いで準備します。」





滝沢「本当に大丈夫なのか…？」





涼介「はいやらせてくださいお願いします。」









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私も社長も口を開く隙もなく、








涼介「おい行くぞ」





あ「…わっ、ちょっと……………」









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強引に腕を掴まれ、
そのまま社長の部屋を出た









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あ「山田さん、ダメですよ！今日はゆっくり休んでください！！！！」




涼介「あ？無理」




あ「山田さん、ダメです絶対今日は出させません！！！！」








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涼介「お前にそんなに権利ねえ生意気」




あ「うっ」









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何かを言えば被せ気味に反論してきて、
山田さんは必死に止める私の腕を掴んで
前を見たまま大股に歩く









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気づけばもう楽屋の前








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みんなが山田さんが出ようとしてるなんて
知ったら
どんな反応することやら……………









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あ「山田さんってば！！！」









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ガチャ









だけど開かれた先には、
みんなが待ち構えたように温かく笑っていて。









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