アイドルの恋愛ウラ事情。3

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涼介「…はあ……」








まだ若干体のだるさは残ってるけど、
もうこんなのは全然へっちゃらで、









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大貴「A山田に負けないくらい頑固で、心の底から俺らの事思ってくれててさ。」






侑李「Aは本当に最高のマネージャーだよ、涼介のために必死に社長にも俺らにもぶつけてきてくれて。」






雄也「本当にあれは感動したよね、Aはマジでいい奴だよ。」






宏太「怖いもの知らずだからなあ…、クビにさせられちゃうなんて全然嫌だ」








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涼介「…………ﾁｯ」









楽屋を出て、
社長のいる部屋へ向かった









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裕翔『山ちゃんのためなら辞める覚悟で立ち向かうってさ。』








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ばかじゃねえの？
今日だって俺は人間として
最低な発言をあいつにめちゃくちゃぶつけたのに、







なんで俺のために、そこまでするんだよ


マネージャー意地でもやめないんじゃないの？
俺に認めてもらうまで諦めないんじゃないの？


何でそんな簡単に投げ出すんだよ、
意味わかんねえって。









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社長のいる部屋の前、
思いっきり入って、
あのムカつく顔面にまたボロくそ言ってやりたい









中から聞こえるあいつの声









ドアノブに手をかけた








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だけど、









「誰にも負けない努力家で自分よりも他人を優先して考えられる山田さん、どんなに辛い時こそ手を取り合って支え合えるメンバーのみなさんが大好きです。」








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あいつのムカつくほど、







「どんなに嫌われててもいい、私はあのHey! Say! JUMPが大切でみんなにはどうしてもいつも眩しいくらい笑っていて欲しい」









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あまりにも真っ直ぐで、
顔を見なくても伝わる真剣な声が、









「みんながもっと自分自身を大切にしてくれるなら、幸せだって笑っていられるなら、私は何も恐れることなく辞めることだってできる」









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自然と心の中にスーッと入り込んでいって、
ドアノブを掴む力を緩めた









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