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涼「俺さ、目的を果たしたらこの街を出るって言ったでしょ?」
あ「うん。」
2人しかいないこの部屋
抱き合ったまま見つめ合うことも無く、
涼介の声だけが響く
涼「千世を殺した奴を見つけ出してそいつを殺そうとしてた。」
あ「……………………………」
涼「それで俺も死のうとしてたんだよ。」
あ「……………え?」
声が凄く震えてた、
私は少しだけ抱きしめる力を強めた
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涼「千世が殺されたあの山で、死ぬつもりだった。」
あ「…そんなことっ…………?」
体を離して彼の方を見ると、
その目には涙を浮かべていた
涼「俺らみたいな奴は存在しちゃいけないんだよ、人を傷つける事しか出来ない……。」
私は震える涼介の手を優しく握った
一人じゃないよ、そういう意味を込めて…
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涼「でも今は生きなきゃって思う。」
あ「………………っ」
涼「それは千世のためにも。」
お姉ちゃんは、
涼介に幸せに生きて欲しい
そう思って作ったんだと思う
涼「普通の人間になる。」
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涼「生きたい。」
その言葉にはとても重みがあって、
強い覚悟が見えた
あ「絶対に見つけ出す。」
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あ「真実を見つけ出そう。」
今ここで、
はっきりと決心がついた
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涼乃(プロフ) - ほのさん» ほのさんありがとうございます!完結まであとちょっとですので是非最後までお付き合いください!! (2021年3月4日 0時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 続きがきになります、続編たのしみ!!! (2021年3月3日 23時) (レス) id: 9be55037a1 (このIDを非表示/違反報告)
涼乃(プロフ) - れっしーさん» れっしーさんありがとうございます!!完結までお付き合い頂けたら嬉しいです(;;) (2021年3月3日 9時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2021年3月1日 16時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼乃 | 作成日時:2021年2月15日 22時