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長い一本道
道を曲がった彼の姿は見えなくなった
ふう、と一息ついてから
くるりと向きを変え、
玄関のドアを開けた
昨日留守にしただけなのに、
何だか急に現実に戻ったような、
不思議な感覚
そんな事を考えていると______
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バタンッ
あ「わあっ……!?」
ドアを強く叩く心臓が止まりそうなほどの大きい音
閉めようとしたドアが、
一気にこじ開けられた
「ねえ…………」
あ「知念君…なにしてるの…?」
真っ赤な顔をして、
怒りに満ち溢れたような、
でもすごくかなしそうな、
知念君だった
あ「…仕事は?」
侑「Aのことで頭がいっぱいで、今日も仕事来ないから謝ろうと思って来た」
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侑「あの不気味な男とどういう関係?」
そんな鋭い目つきで、
見られたのは初めてで、
動揺のあまり目が泳ぐ
侑「…逸らさないで。」
どんどん近づいて、
ドアが閉まってもう2人は家の中に__
私の瞳の奥をじっと見つめているかのような視線
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侑「一体僕に何個隠し事があるの?」
心臓が鳴り止まない
もう何だか全て見透かされてる気がして怖くなる
侑「何で言う事聞かないの」
あ「きゃっ…」
玄関の段差に躓いて、
尻もちをついてしまった
小さな悲鳴が上がると同時に____
バサッ
覆い被さるように、
知念君がももの上に乗っかってくる
私の両手はあっという間に
知念君の強い力で押さえつけられる形に____
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侑「………答えてよ。」
こんな知念君を見たことがなかった
もう優しさなんて感じられない
ただ怒りと悲しみに満ち、目に光がない
侑「Aにとって僕ってなんなの?」
あ「ちねんくんっ………離して」
侑「愛してほしいだけなんでしょ、寂しいだけなんでしょ」
腕を掴む力がどんどん強くなって、
抵抗なんて出来なかった
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侑「なんで僕じゃダメなの?」
あ「…………………………っ」
侑「…もうあいつらに近づかないで」
腕から手が離れ、
その手がどんどん首筋の方へ____
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涼乃(プロフ) - ほのさん» ほのさんありがとうございます!完結まであとちょっとですので是非最後までお付き合いください!! (2021年3月4日 0時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 続きがきになります、続編たのしみ!!! (2021年3月3日 23時) (レス) id: 9be55037a1 (このIDを非表示/違反報告)
涼乃(プロフ) - れっしーさん» れっしーさんありがとうございます!!完結までお付き合い頂けたら嬉しいです(;;) (2021年3月3日 9時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2021年3月1日 16時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼乃 | 作成日時:2021年2月15日 22時