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あ｢なんで…………なんで…？｣
涼｢嘘だろ…｣
何が起きたのか理解出来ず、
力が抜けて立ち上がることすら出来ない
彼の彼女は、お姉ちゃんなの？
殺されたって…どういうこと？
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何度写真を見てみても、
隣に写っている女性は
私のお姉ちゃん
幸せそうに笑う
私の大好きなお姉ちゃん
あ｢お姉ちゃんは…自 殺 じゃないってこと？｣
彼は何も言わない
ただ俯いたまま、
両手を震わして怯えた子犬のよう
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今までずっと、
自 殺 以外有り得ないと思ってた
あの時の、
悲しみに満ち溢れたお姉ちゃんの表情を
忘れたことなんてない
千『私なんて…本当にいない方がいいね。』
あの涙を、
忘れたことなんてない
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お姉ちゃんは、殺されたの？
もう一人の狼青年に＿＿＿＿？
考えれば考えるほど、
頭が破裂しそうなくらいパンパンになって、
胸が苦しくて涙が止まらなくなる
同時に何も言わずに立ち尽くす彼に
憎しみと苛立ちが込み上げてきて、
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あ｢ねえっ……答えてよっ！？｣
気づけば、
彼の胸ぐらを掴んで叫んでいた
それでも彼は、
絶望に満ち溢れた表情で
抵抗することはない
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あ｢…全部教えて……………｣
もうどうしていいか分からなかった
こんな怯え震えた彼を見たことがなかった
こんなにも臆病な彼を＿＿＿＿
あ｢…………お願いだからっ。｣
彼から手を離して、
もう一度倒れ込むように床に膝をつけた
目の前の彼を責めたって
どうしようも無いことは分かってる
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真実を知ることがこんなにも怖くて仕方ないなんて＿
でも向き合うしかないんだ
大粒の涙が何度も何度も、
床に落ちた
涼｢A｣
包み込むような柔らかい声色
初めて名前を呼ばれた気がする
ゆっくりと顔をあげると、
涼｢全部話すよ。｣
彼の目からは一筋の涙が、
白く透き通った頬に流れていた
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涼乃(プロフ) - ほのさん» ほのさんありがとうございます！完結まであとちょっとですので是非最後までお付き合いください！！ (2021年3月4日 0時) (
レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 続きがきになります、続編たのしみ！！！ (2021年3月3日 23時) (レス) id: 9be55037a1 (このIDを非表示/違反報告)
涼乃(プロフ) - れっしーさん» れっしーさんありがとうございます!!完結までお付き合い頂けたら嬉しいです(;;) (2021年3月3日 9時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2021年3月1日 16時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼乃 | 作成日時：2021年2月15日 22時
