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あ「んん……」
どれくらい寝ていたんだろう
彼が当ててくれた冷たいタオルはいつの間にか生ぬるくなっている
体を起こせば少しだけ楽になっていて、
カーテンからうっすらと日差しが差し込んでいる
涼「…………………」
ベッドに突っ伏して、
寝息を立てて眠っている彼の姿
きっとずっと私を看病してくれていたんだろう
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ゆっくり立ち上がって、
丸まった背中に毛布をかけてあげた
涼「ん…………………」
途端に顔を歪ませうっすら目を開けて、
唸りながら手をこちらへ伸ばしてくる
寝ぼけてる?
涼「……………………」
あと少しで手が触れる距離で、
再び目を閉じ、力が抜けたようにパタンと手が降りた
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切なそうな表情
見ているだけで胸が締め付けられるような感覚
もう二度と会えることのない
触れることの出来ない彼女の夢を見ているのだろうか
そっと彼に手を添えた
涼「……スーッ…」
落ち着いたように、
穏やかな顔へと変わっていった__
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私はこの家の2階へしか来た事がない
この部屋は真っ白な壁に、真っ白なベッド
何があるわけでもない
いつも気になっていた
彼の普段の生活
あ「……………………………」
私は物音を立てないように、
静かに部屋を出た
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涼乃(プロフ) - ほのさん» ほのさんありがとうございます!完結まであとちょっとですので是非最後までお付き合いください!! (2021年3月4日 0時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 続きがきになります、続編たのしみ!!! (2021年3月3日 23時) (レス) id: 9be55037a1 (このIDを非表示/違反報告)
涼乃(プロフ) - れっしーさん» れっしーさんありがとうございます!!完結までお付き合い頂けたら嬉しいです(;;) (2021年3月3日 9時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2021年3月1日 16時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼乃 | 作成日時:2021年2月15日 22時