・ ページ12
・
そう思ったけど__
・
「A、一緒に帰ろう。」
あ「……………………は?」
「俺が家まで送ってくよ。」
・
そう言って今度は強引に手を掴み、
無理矢理立ち上がらされた
まだ完全に復活してないわけで、
フラッとよろめいた体を
彼が肩を抱く形で支えてくる__
・
・
・
・
あ「いや…いい、一人で帰る………」
「強がんなくていいから。」
急に至近距離に顔が来て、
ほんのりと甘い香水が香って、
心臓がドクンと鳴った
・
私の可愛げのない強がりを、
見透かしているようにふんっと微笑んで、
「帰るよ」
・
・
・
・
さすがにアイドルなだけあって、
その長い睫毛に大きな瞳
凛とした顔立ちに見とれて、
言われるがまま暗い夜道へと進んだ__
・
219人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:涼乃 | 作成日時:2021年3月24日 20時