嘘みたいなお話

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それから、数日後。







何日かスタッフさんと打ち合わせをして、ついに颯太くんと夏喜くんの雑誌撮影会の日になった。








お店は貸切にしてお昼からのスタート。








でも、私達は撮影に直接携わることはできないから、事前に用意したコーヒーを、来ていただいたスタッフの方々に差し入れする。








マ｢はい、これお願いっ｣






『了解です！』








20杯くらいあるコーヒーをトレーの上にのせて、カウンターの奥から出ると、そこにはいつもと違うお店が広がっていた。









たくさんのカメラや照明器具が並び、さっきまでのお店が撮影スタジオのようになっている。







なんかこういうの興奮するな〜







ス｢中島颯太さん、堀夏喜さん入られまーす！｣









カランカランッ









机の上にトレーを置こうとした瞬間、スタッフさんのかけ声に続いてドアが開く音が聞こえる。







颯 堀｢お願いしま〜す｣








そしていつもよりも髪の毛をセットしてメイクもうっすらしている男性が2人ご来店。








あぁ、いつにも増してかっこいい、(；ω；)








颯｢あ！Aちゃん！｣






『こんにちは！


おふたりともめちゃめちゃカッコイイです！！』





堀｢え照れる〜｣





颯｢あれ、それってもしかしてマスターのコーヒー？｣






『あ、そうです！

これスタッフさんの分なので、颯太くんと夏喜くんの分も取ってきますね！』





堀｢え〜やった〜

ありがとー！｣







そう言って私は颯太くんと夏喜くんを後にし、カウンターの奥へ入った。









あぁついに雑誌撮影まで見れてしまうとは、






楽しみだぁ〜

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