検索窓
今日:15 hit、昨日:3 hit、合計:129,848 hit

第52話 ページ8

念のため、隠れながらの行動だった。其処には、家が沢山ある割には、あまりにも生活感のない場所。まるで、数年前に廃村になったような、、。
暫く探索すると、一つの日記を見つけた。
はじめに書かれている年は今から9年前だった。


[ ○○○○ 年○月△日
此ノ島ノ寺ニ、モウ直グ赤子ガ産マレルラシイ。何時ハ、祭事ノ準備ニ取リ掛カルノニ、今年ハ、ヤラナイノカ。]

[○月☆日
赤子ハ、腹ノ中デ死ンデシマッタト聞イタ。此ノ儘では、神ガ御怒リニナル。早ク、ナントカシテモラワネバ。」

[○月×日
赤子ノ供養ハ、マダ行ワレナイ。寺ハ、最近怪シイ動キヲシテイル。全テハ、神代家ガ今ノ代ニナッテカラダ。矢張リ余所者ヲ此ノ島ニ入レテハイケナカッタノダ。]

暫く、平凡な毎日の日記が続いた。
しかし、9年後の今になって、一気に雰囲気が変わった。

[○○○☆年△月○日
遂ニ神ガ御怒リニナッタ。島ハ飢饉ニ晒サレ、モウ何人モノ友ガ亡クナッタ。]

[△月☆日
ヤット、神代家ガ動キ出シタ。明日島民全員ヲ、寺ニ招イタ。此レデ、私達ハ救ワレルノダロウカ]


読んだ中也が、舌打ちをした。
はぁ、身長が小さいと、器も小さくなるのかな。全く、、、。いや、でもこの異様な雰囲気では、そう思ってしまうのも仕方ないか。


「胸糞悪ィな。これについて調べろって事だな」

「そうだろうね。取り敢えず、その寺に行ってみよう。日にちも、そう離れてはいないしね。」

「そう、だね」

私たちは、その寺に向かう事にした。
道中も、家の中や、倉庫、店の中を見たがやはり、人はいなかった。
寺は、この島に入った時よりも、異様な雰囲気を放っていた。すぐに分かったさ。これが全ての元凶だとね。

階段を登りきった先には、異様な光景が広がっていた。

第53話→←第51話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (81 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
149人がお気に入り
設定タグ:文スト , 文豪ストレイドッグス , 太宰治   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リア - こんにちは!読ませていただいてます!中也と治とのお昼寝の所が好きです!気がついたのですが・・・79話の「四回の探偵社に乗りこんじゃいますからね?」の「四回」は「4階」の気がします^^;確認よろしくお願いします! (2017年10月18日 16時) (レス) id: 9811c2c9c9 (このIDを非表示/違反報告)
きさら(プロフ) - 灰白さん» ご指摘ありがとうございます。確認してみたところ、話の流れは76話に繋がっているので、そのまま読んでいただけるとありがたいです^_^; (2016年10月11日 7時) (レス) id: a748eba6a2 (このIDを非表示/違反報告)
灰白 - 74話と75話同じではありませんか? (2016年10月11日 7時) (レス) id: 0dc59226cf (このIDを非表示/違反報告)
C.B.cat(プロフ) - お嬢さん» いえいえ!コメントありがとうございます。そうです!SIRE Nです。あのシリーズが好きで内容等、一部借りました^_^; (2016年7月26日 22時) (レス) id: a748eba6a2 (このIDを非表示/違反報告)
お嬢(プロフ) - 夜遅くに、スミマセン。元にしてあるホラーゲームとはSIRE N ですか?間違っていたらスミマセン。 (2016年7月26日 22時) (レス) id: d7c20e6975 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:C.B.cat | 作成日時:2016年6月13日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。