第52話 ページ8
念のため、隠れながらの行動だった。其処には、家が沢山ある割には、あまりにも生活感のない場所。まるで、数年前に廃村になったような、、。
暫く探索すると、一つの日記を見つけた。
はじめに書かれている年は今から9年前だった。
[ ○○○○ 年○月△日
此ノ島ノ寺ニ、モウ直グ赤子ガ産マレルラシイ。何時ハ、祭事ノ準備ニ取リ掛カルノニ、今年ハ、ヤラナイノカ。]
[○月☆日
赤子ハ、腹ノ中デ死ンデシマッタト聞イタ。此ノ儘では、神ガ御怒リニナル。早ク、ナントカシテモラワネバ。」
[○月×日
赤子ノ供養ハ、マダ行ワレナイ。寺ハ、最近怪シイ動キヲシテイル。全テハ、神代家ガ今ノ代ニナッテカラダ。矢張リ余所者ヲ此ノ島ニ入レテハイケナカッタノダ。]
暫く、平凡な毎日の日記が続いた。
しかし、9年後の今になって、一気に雰囲気が変わった。
[○○○☆年△月○日
遂ニ神ガ御怒リニナッタ。島ハ飢饉ニ晒サレ、モウ何人モノ友ガ亡クナッタ。]
[△月☆日
ヤット、神代家ガ動キ出シタ。明日島民全員ヲ、寺ニ招イタ。此レデ、私達ハ救ワレルノダロウカ]
読んだ中也が、舌打ちをした。
はぁ、身長が小さいと、器も小さくなるのかな。全く、、、。いや、でもこの異様な雰囲気では、そう思ってしまうのも仕方ないか。
「胸糞悪ィな。これについて調べろって事だな」
「そうだろうね。取り敢えず、その寺に行ってみよう。日にちも、そう離れてはいないしね。」
「そう、だね」
私たちは、その寺に向かう事にした。
道中も、家の中や、倉庫、店の中を見たがやはり、人はいなかった。
寺は、この島に入った時よりも、異様な雰囲気を放っていた。すぐに分かったさ。これが全ての元凶だとね。
階段を登りきった先には、異様な光景が広がっていた。
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リア - こんにちは!読ませていただいてます!中也と治とのお昼寝の所が好きです!気がついたのですが・・・79話の「四回の探偵社に乗りこんじゃいますからね?」の「四回」は「4階」の気がします^^;確認よろしくお願いします! (2017年10月18日 16時) (レス) id: 9811c2c9c9 (このIDを非表示/違反報告)
きさら(プロフ) - 灰白さん» ご指摘ありがとうございます。確認してみたところ、話の流れは76話に繋がっているので、そのまま読んでいただけるとありがたいです^_^; (2016年10月11日 7時) (レス) id: a748eba6a2 (このIDを非表示/違反報告)
灰白 - 74話と75話同じではありませんか? (2016年10月11日 7時) (レス) id: 0dc59226cf (このIDを非表示/違反報告)
C.B.cat(プロフ) - お嬢さん» いえいえ!コメントありがとうございます。そうです!SIRE Nです。あのシリーズが好きで内容等、一部借りました^_^; (2016年7月26日 22時) (レス) id: a748eba6a2 (このIDを非表示/違反報告)
お嬢(プロフ) - 夜遅くに、スミマセン。元にしてあるホラーゲームとはSIRE N ですか?間違っていたらスミマセン。 (2016年7月26日 22時) (レス) id: d7c20e6975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:C.B.cat | 作成日時:2016年6月13日 15時