第85話 ページ43
「、、、は?」
「くっ、、おいおい!貴様の力とは、笑いを取る能力か?杉本巡査は、警官で俺の部下だぞ!」
「杉本巡査が、彼女を殺した」
「馬鹿を言え!大体こんな近くに都合よく犯人がいるなど、、、」
「犯人だからこそ捜査現場に居たがる」
「それに、云わなかったっけ?どこに証拠があるかも判るって。拳銃かして」
「莫迦云わないでください!一般人に官給の拳銃渡したりしたら、減棒じゃ済みませんよ!」
「その通りだ。何を言いだすかと思えば、、探偵ってやつは口先だけの阿呆なのか?」
「その銃を調べて何も出なければ、僕は口先だけの阿呆ってことになる」
「、、、ふん。貴様の舌先3寸は、もう沢山だ。杉本、見せてやれ」
「え?で、ですが」
「ここまてま吠えたんだ。納得すれば大人しく帰るだろう。これ以上時間を無駄にはできん。銃を渡してやれ」
杉本は、下を向いたまま動かない。
それに見かねた、警察は声をかける。しかし、それでも動かなかった。
「いくらこの街でも、素人が拳銃を補充するのは容易じゃない。官給品の銃であれば尚更」
「何を、、黙っている杉本」
様子のおかしい杉本に、警官は、だんだんと焦りを覚え始める。
「彼は考えている最中だよ。減った三発分の銃弾についてどう言い訳するかをね」
「オイ杉本!お前が犯人の筈がない!だから早く銃をんたせ!!」
杉本巡査は、ゆっくりと腰に付けてあるホルダーのボタンを外し、拳銃を取り出そうとする。彼の目は、瞳孔が開き、興奮しきっていた。
「まずい」
太宰の呟きと、杉本の変化にいち早く気がついたAは言霊を使おうと口を開くが、太宰によって口を手で塞がれ制された。
杉本は、拳銃をすでにホルダーから抜き、こちらに標準を定めていた。
「行け!敦くん」
太宰は、中島をドンッと押す。
押された中島は、杉本の前に出る。
「やめろ!!」
ズドンッ
銃声が、河原に響いた。
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リア - こんにちは!読ませていただいてます!中也と治とのお昼寝の所が好きです!気がついたのですが・・・79話の「四回の探偵社に乗りこんじゃいますからね?」の「四回」は「4階」の気がします^^;確認よろしくお願いします! (2017年10月18日 16時) (レス) id: 9811c2c9c9 (このIDを非表示/違反報告)
きさら(プロフ) - 灰白さん» ご指摘ありがとうございます。確認してみたところ、話の流れは76話に繋がっているので、そのまま読んでいただけるとありがたいです^_^; (2016年10月11日 7時) (レス) id: a748eba6a2 (このIDを非表示/違反報告)
灰白 - 74話と75話同じではありませんか? (2016年10月11日 7時) (レス) id: 0dc59226cf (このIDを非表示/違反報告)
C.B.cat(プロフ) - お嬢さん» いえいえ!コメントありがとうございます。そうです!SIRE Nです。あのシリーズが好きで内容等、一部借りました^_^; (2016年7月26日 22時) (レス) id: a748eba6a2 (このIDを非表示/違反報告)
お嬢(プロフ) - 夜遅くに、スミマセン。元にしてあるホラーゲームとはSIRE N ですか?間違っていたらスミマセン。 (2016年7月26日 22時) (レス) id: d7c20e6975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:C.B.cat | 作成日時:2016年6月13日 15時