第73話 ページ30
「太宰、Aの検診するからちょっと外に出てもらってもいいかい？」
「あぁ」
『晶ねぇ、解体いや』
「大丈夫さ。瀕死の人間を解体するのは好きだが、生きてる人間を解体するのは、趣味じゃないからね」
『ん』
太宰は、Aに外で待ってると告げて、医務室を出て行く。
「さて、A。気分が悪いとか、ここが痛いとかあるかい？」
『へーき。ない』
「身体を動かしてみて」
Aは、手をグーパーグーパーとしてから、腕を肩から回す。そのあと、与謝野に言われて、ベッドからゆっくりと降りて、ベッドに右手をつきながら立ち上がる。
「その手、離してみな」
ベッドからそっと手を離してみる。
一度、ふらりとなったものの、しっかりと両足で立つ。
『、、ん』
「暫くは、走ったり、激しい運動は、避けたほうがいいかもね。社長と国木田には妾から言っておくよ」
『晶ねぇ。私、身体、動かなくなる、、？』
「大丈夫。その心配はないさ」
『ん、、』
「ほら、太宰のところに行っておいで？」
与謝野はAの頭を撫でて、外に行くように促す。Aは、一度与謝野の顔を伺ってから、医務室の外へ歩いて出て行った。
「神子っていうのは、何なんだい。あの傷、普通だったら確実に死んでいる」
与謝野は、Aの出て行ったドアを見つめながら呟いた。
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リア - こんにちは！読ませていただいてます！中也と治とのお昼寝の所が好きです！気がついたのですが･･･79話の｢四回の探偵社に乗りこんじゃいますからね？｣の｢四回｣は｢４階｣の気がします^^;確認よろしくお願いします！ (2017年10月18日 16時) (
レス) id: 9811c2c9c9 (このIDを非表示/違反報告)
きさら(プロフ) - 灰白さん» ご指摘ありがとうございます。確認してみたところ、話の流れは76話に繋がっているので、そのまま読んでいただけるとありがたいです^_^; (2016年10月11日 7時) (レス) id: a748eba6a2 (このIDを非表示/違反報告)
灰白 - ７４話と７５話同じではありませんか？ (2016年10月11日 7時) (レス) id: 0dc59226cf (このIDを非表示/違反報告)
C.B.cat(プロフ) - お嬢さん» いえいえ！コメントありがとうございます。そうです！SIRE Nです。あのシリーズが好きで内容等、一部借りました^_^; (2016年7月26日 22時) (レス) id: a748eba6a2 (このIDを非表示/違反報告)
お嬢(プロフ) - 夜遅くに、スミマセン。元にしてあるホラーゲームとはSIRE N ですか？間違っていたらスミマセン。 (2016年7月26日 22時) (レス) id: d7c20e6975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：C.B.cat | 作成日時：2016年6月13日 15時
