第58話 ページ14
暫く走った所に、周りが塀で囲まれている家があった。中には人とアレの気配はなく、他の家に比べて、大分綺麗だった。
その家に着いた時には、私たちは大分疲弊していた。
「ふぅ、、。なんとかなったね」
「あぁ。だが、あんなのが続くってなると埒があかない」
「かといって、対処法がわかっているわけではない」
「、、、あの女の所に行くか？」
「寺のかい？それが妥当だが、、。一度休んでからにしよう。」
「見張りは交換でいいか？」
「そうだね。先に、私が見張りをするよ」
「何もすんじゃねぇぞ！？」
「わかってるさ」
何処か納得のいってない様子の中也だったが、流石に今回のこれは堪えたのだろう。
おとなしく、近くにあった布を使って仮眠を取り始めた。普段の私なら、顔に落書きでもして、そのまま外を歩かせたいところだが、どうも、そんな気分にはならない。
「はぁ、、。君は何なのだね」
Aに向かっていっても、何も返事は返ってこない。当たり前といってしまえばそうなのだが、問わずには居られなかった。
あ、そうだ。ボスに連絡しなくては。
「もしもし。太宰です」
「やぁ、太宰くん。連絡が来なかったから心配していたのだよ？」
「島民は、恐らく2人以外は死亡しています。生きている2人については、まだ調べ中です。1人とは行動を共にしてますが、この件が解決したら連れて帰りますか？」
「そうだね。あそこはいろいろ気になることがあってね。可能ならば頼むよ」
「了解」
電話を切って、はぁ、と一息つく。ロリコン趣味が出なければいいけれど。
そんなことよりも、だ。この最悪な状況をなんとかしなければならない。
中也の言った通りあの女性のところに行くのが一番だろう。どうも、これをしたのはあの女性ではなく、Aな気がする。
Aであれば、これはこの世の理を全て無視したことになる。
「そんなことが可能な異能があるのだろうか、、？」
不可能、ではないか。しかし、わたしの無効化が効かないとなると、、はぁ、情報が足りなすぎる。とりあえず眠くなってきたし、中也を起こして、私が次は寝よう。
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リア - こんにちは！読ませていただいてます！中也と治とのお昼寝の所が好きです！気がついたのですが･･･79話の｢四回の探偵社に乗りこんじゃいますからね？｣の｢四回｣は｢４階｣の気がします^^;確認よろしくお願いします！ (2017年10月18日 16時) (
レス) id: 9811c2c9c9 (このIDを非表示/違反報告)
きさら(プロフ) - 灰白さん» ご指摘ありがとうございます。確認してみたところ、話の流れは76話に繋がっているので、そのまま読んでいただけるとありがたいです^_^; (2016年10月11日 7時) (レス) id: a748eba6a2 (このIDを非表示/違反報告)
灰白 - ７４話と７５話同じではありませんか？ (2016年10月11日 7時) (レス) id: 0dc59226cf (このIDを非表示/違反報告)
C.B.cat(プロフ) - お嬢さん» いえいえ！コメントありがとうございます。そうです！SIRE Nです。あのシリーズが好きで内容等、一部借りました^_^; (2016年7月26日 22時) (レス) id: a748eba6a2 (このIDを非表示/違反報告)
お嬢(プロフ) - 夜遅くに、スミマセン。元にしてあるホラーゲームとはSIRE N ですか？間違っていたらスミマセン。 (2016年7月26日 22時) (レス) id: d7c20e6975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：C.B.cat | 作成日時：2016年6月13日 15時
