アカアッシー ページ6
「おはようAちゃん」
「おはようございしゃすっ！！！」
「あ、きよっさんとひぃちゃん。おはよぉ」
今日は長かった合宿の最終日。
多分1番成長していたのは2人のところの烏野高校だと思う。まぁ成功はしてなかったけど、ツッキーは何回か気配が違った。多分テツロー先輩辺りに影響されたんだと思うけど。
「一緒に行こーよ」
「勿論！」
きよっさんだけは用事があるらしくてそこで一旦別れる事になった。私は階段に向かって歩いている途中ひぃちゃんに聞いてみた。
「翔ちゃんってカギャーマくんと仲悪いよねぇ。昔からなのかな？」
「中学生の頃影山くんにある大会で負けたんだって…それでバチバチしてた、らしいんだけど…」
「まさかの同じ高校だったってことかぁ」
カギャーマくんくらいの、セッターなら白鳥沢とかも受かりそうなのに何でだろ？(フラグ)
「お、噂をすれば」
「ん？あ、おはよう日向！」
「おっ、谷地さん！と、A！」
おいおい、ついでみたいに言うんじゃないよ。
私たちが階段の下にいる翔ちゃんに話しかけると翔ちゃんは階段近くに駆け寄ってきた。
「おはよう、朝から元気だね。練習はどう？上手く行きそう？」
質問ににまぁ〜と口角を上げる。何だ何だ。その反応に？と少し困り笑いをして首を傾げるひぃちゃん。
「今すんげぇのやってるから、期待してて！」
そうドヤ顔で言う翔ちゃんにほっこりと笑う。その後ろからたまたま通り掛かったツッキーが茶々を入れた。それに「何だよ？！」と反応する翔ちゃん。
反応しなけりゃ弄られないのにねぇ〜笑
「おはようございます」
「おっはよー」
木兎さんと赤葦くんの横に並ぶゆっきー先輩に挨拶をすると愛想良く返してくれた。
どうしてもマネージャー仮として置いて貰ってるからマネージャーの人達とは仲良くなったけど梟谷は試合で手伝いに入ることもないしあまり話さなかったな…。
「赤葦くんもおはよう！最終日頑張ろうな！」
「俺は？！」
「おはよう寝烏。今まであんまり関わってなかったけど同い年だよな？呼び捨てでいいよ」
「え？じゃあ〜あかあっ」
「あだ名はなしね」
「この子やりおる！！！」
やらかす前に釘を打ってきた。たしかに今、アカアッシーというあだ名を与えようと思っていたのに…！
アカアッシーっていうのはツッキーからのとばっちりね。
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