検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:6,896 hit

ゲームにしか興味無いと思ってた ページ5

「あ」



ご飯の片付けをしている中、研磨くんのスマホを覗き込むと画面にある歌い手さんのCDが映っていた。自分も好きでよく聞いてる人の今度出るやつだ。



「人のスマホ勝手に除きこまないで」



「いてっ、ごめんごめん。その人知ってるよぅ。研磨くんも知ってるんだね〜」



軽くデコピンされる。でもヒリヒリする。
そういうと研磨くんは意外だ、というような顔を向けた。



「ゲームにしか興味無いも思ってた。あと絵」



「凄いブーメラン刺さってるじゃん。そんなことないよぉ」



「俺だって音楽くらい聴く」



確かにめっちゃYouTub〇とか見てそう。将来YouTu〇erとかになってそう(フラグ)。



「…予約しとく?2つ」



「初回限定盤で」キリッ



「当たり前。AにするからBにして。貸し借りしよう」



Aの初回限定盤はライブ映像が入ってて、Bの初回限定盤はYouTub〇の方で出てない曲にMV映像がついている。
どっちも見たいから、とお互いに見あえるように。生徒手帳からクレジットカードを取り出した。
ん?クレジットカード?!クレカ?!



「えっえっ、子供ってクレカ持てるん?!そそそっ、それ!」



「…内緒」



クレカを口元に持ってきて舌をべっと出した。なにそれ女子力高っっか。高っかくね?



「なんでやねーん。でもその動き可愛いねぇ」



「…気持ち悪い」



「突然の辛辣」



まぁ多分顔がニヤニヤしていたんだろうけど。
慣れた手つきでスマホをフリックしていく。
流石にクレカの内容とかは個人情報だから見てないからね?



[予約しました]



「Aちゃーん?」



「あ、そうだった!研磨くんご飯の片付けを…」



「まだ食べてない」



「食べてねぇのかよ!」



食べてないのにスマホを弄っていたのか、とつい大声でつっこんでしまった。ハッとすると周りの視線が刺さる。研磨くんも目立ちたくないからか嫌そうな顔をしている。申し訳ない。



「って、いや君のせいだから!」

アカアッシー→←実は会ってた話【番外編】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
106人がお気に入り
設定タグ:HQ , 孤爪研磨 , ハイキュー!!
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アート2号 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年5月22日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。