体調不良な〇〇 (ページ2)

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ガユスは頼れないページ2

事務所に行くとみんな揃っていた。
さっきの夢を思い出したせいかズキッと頭が痛んだが無視をして俺の定位置に座った。

数分も経たないうちに吐き気がしてきたのでトイレに行き吐いた。まだ薬が溶け切ってなく、何粒か残っていた。胃の中の物をほとんど出したのにまだ気持ち悪いのは治らなくしばらく嘔吐いていたら、さすがに遅いと思ったのか誰かが近ずいて来た。

コンコン

「ガユス君、大丈夫？」

「…だい、じょ…うぇ、っ」

「ガユス君!?開けて！」

ドンドン扉を叩いていたがどうにも動けない。というか見られたくない。

「…だいじょ、ぶです…から、っう」

騒ぎを聞きつけたのかドタドタ足音が沢山近付いて来た。
少しして急にドアが取れた、いや壊された。

ドアを壊した本人、クエロと目が合った瞬間見られた、嫌われる、捨てられると、自分に嘘をついて抑えていた感情が溢れてきた。

「っあ、ごめっ、は、うぇ…や、みな、いれっ、や…きらいに、ならないで…」

「ガユス、大丈夫、大丈夫よ、ちょっと休みなさい」

そう言ってクエロは何かをして、俺は意識が途切れた。

ガユス君が事務所に来た時顔色が悪かった。みんなも気付いたのかチラチラガユス君を見ていた。
そろそろ聞いてみるかと思ったがトイレに行ってしまった。
帰ってからでいいかと思い待ったがどうにも遅い。
行ってみるか。

扉の前で確認すると、大丈夫では無い声で大丈夫と言われたがこれを信じろと言う方が馬鹿だ、開けてもらうように頼んだがやはり無理だった。そのあと直ぐにクエロ君たちが来てドアを壊してもらった。
トイレに入ると、独特な胃液の匂いで充満していた。
そしてガユス君は何故かパニックになり、クエロ君が何かをして、ガユス君は意識がなくなった。
不意に便器の中が見えてしまった。
中には、固形物は薬のようなものが沢山あり、あとは水分だった。
こんなになるまで気付いてやれなかったことにやるせない気持ちを抱えながらガユス君を仮眠室に運んだ。
抱えた時、軽過ぎるし薄すぎると思った。
熱を計ると、39度だった。
上着を脱がせるとポケットから大量の薬が出てきた。

1度ガユス君以外のメンバーで話し合うことにした。