君だけを想ってる OS (ページ6)

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中学生になってから何だか遠い存在になってしまった智くん

一緒に小学校に通ってた頃みたいには
いつしか遊ばなくなっていた

僕達は１学年しか違わないけど

小学生と中学生では子供と大人くらい違う気がした

だからかな

今こんなに近くに智くんがいることがとっても嬉しくて

ランドセルを背負ったまましばらくその場を動けずにいた

～♪

ソファの前のテーブルでピカピカと光る智くんのスマホ

「智くん、起きて起きて」

「んん…あ、翔くんだ」

僕の声で目を覚ました智くんがふにゃりと笑う

「電話鳴ってるよ」

まだ寝ぼけている智くんの手にスマホを押し付けた