交差する世界＿＿原作軸 其の二【文豪ストレイドッグス】【呪術廻戦】

四十八話 ページ7

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「こんなに心が踊ったのは久々だったよ！まるで本当に鳥になった気分だった…お礼を云うよ、有難う」

「……否、喜んで貰えて良かったよ」



お調子者の雰囲気から一転、真剣な眼差しでお礼を伝えられたので素直に受け取る。
　
僅かな時間とはいえ、珍しい彼の表情が見えて何だか嬉しく思っている私が居る。
喜んで貰えて何より(ｎ回目)。



「まぁ、休日と平日の朝、夜は大体暇してるから…来てくれたら同じ事してあげるよ」

「えー！！ほんとー！？」

「うん」

「わぁい！！…でもいいのかい、今後敵同士になるかもしれない僕を家に呼んで」

「…其れ君が云うかい？……あと、私は自分の腕に自信があるし、それに伴う実力もある。
手の内が明かされても勝てる技量もある。君には、いや、この世界の誰にだって負けないさ」

「……うん、確かにそうだね！じゃあいいや！」



びっくりマーク付けないと話せないのかなゴーゴリ君は。
あと声量デカイな。ずっと思ってたけど。



塀に立った彼を見上げてそんな事を考える。

綺麗な銀髪が陽の光を反射して煌めく。


「僕これから暫く日本にいるから時々突撃しに来るね！またねAちゃん！」

「はいはい、じゃあねゴーゴ＿「ニコライ！」＿＿…ニコライ君」


満足そうに笑って去った彼と、苦笑を零しつつも其の姿を見送った私。


……君達、そんなに名前で呼んで欲しいのか？治と乱歩君もそんな感じだったぞ。

というか、今思ったけど彼ってあんなキャラだったっけ。

もっと、こう……残虐非道…みたいなんじゃ……。…其れ云ったら治も同じか。考えるのやめよ。








さて、この日から私は週一で訪れる道化師を相手に＿＿


「ドス君が名前で呼んでくれない〜！」

とか

「もっと面白い反応が欲しい！！シグマ君みたいな！！普通の！！！」

とか

「ねぇねぇコレ何だと思う？何だと思う？？」「なにこれ」「ドス君の机にあった謎の箱〜！鼠のマーク付き〜！！」「フッ！！」「あ〜！壊した〜！！」


＿＿等の相談(？)を受ける事となる。


無論、其れだけでは無く、翼も生やして飛ばせてあげてるが。



……あと之は単なる疑問なんだけど、ニコライ君もう翼使いこなしてるから一人で飛び回れるのに、何で最初は未だ私の手握ってるんだろ。

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