交差する世界＿＿原作軸 其の二【文豪ストレイドッグス】【呪術廻戦】

四十五話＿道化師に自由を＿ ページ4

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「＿＿＿＿ハァ〜イ！滅茶苦茶ご機嫌よう！！」
　
「朝から元気ですねぇ〜〜あと不法侵入です」




入社試験に合格してから数日経ち、依頼にも慣れてきた頃。


朝起きて朝食を作り、着替え終えた直後に刺客がやって来た。

ベランダで窓を開けて欲しそうに此方を見ていたので開けてやればコレだ。



「さ〜てココでクイ〜〜ズ！！私は誰でしょーうかっ！！！」

「ニコライ・ゴーゴリ」

「！！…せいか〜〜い！じゃあ第二問！！」

「えっ二問目もあるの」



やけにテンションが高いこの男。
皆さんご存知、ニコライ・ゴーゴリである。

……外から誰か上がってくるなとは思ってたけど君だったのか。
あ、ちゃんと靴脱いで中に入ってる。偉い。



「私は何故君に逢いに来たのでしょ〜か！！」

「そうだね〜…フョードル・ドストエフスキーに云われて、かな」

「え〜！せいか〜い！！凄いね、全部中てちゃった！」



くるくる回転したり止まったり忙しいな。

あとフョードル・ドストエフスキーよ、何故私の事を知っている。怖いわ。

　
「ドス君にね、"この世界で一番自由な人物は誰だと思う？"って質問したら君の名前が出てきたんだよ！知らない名前だったから吃驚しちゃった！」
　
「そっかぁ〜〜」


　
何余計な事云ってるんだ魔人。

会ったら覚えとけ、さしすせ組共通のマジビンタを食らわせてやる。


それはさておき、この世で一番自由、かぁ。

まぁそう云われればそうかも。色んな力使えるし、何かあったとしても私に勝てる人は居ないって自負してるし。



「そんじゃ私から君に質問。何故自由が好きなんだい？」

「いい質問だね。そうだね、例えるなら＿＿君は鳥が好きかい？僕は好きだ。
重力に囚われず飛翔する完全な自由がね」

「…成程ねぇ…"自分を見失う為に"、か…」

「！ドス君と同じ事云ったね！僕の思想を理解出来たのは君で二人目だよ！！」

「えっ其れは初耳」



漫画読んでないからそこ迄知らなかった。

…ってことは、私の脳は魔人に匹敵する位か。

　
然し、話を聞いていて思ったけど…こんなに愉快な彼が果たして全てに囚われず自由になれるのだろうか。


ネタバレ幾つか見たけど、確か魔人を殺す為に動いてたよね…"親友"を殺して"感情"からも解き放たれる為に。

…最新話までちゃんと読んどけば良かった。


…ん？それじゃあ私も彼の考えを理解したから殺しに来られる未来がある？えー其れは面倒だな。

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