六十四話 ページ24
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キッパリと断言した社長にフィッツジェラルドが僅かに眉を顰める。
そして私はというと、心の中で"そうだそうだ"と全力肯定していた。もっと云っちゃって社長。
「__いくら君が強がっても、社員が皆消えてしまっては会社は成りたたない。
そうなってから意見を変えても遅いぞ」
「帰し給え」
「また来る。____あぁ、それともう1つ目的があるのだが……そこの君」
す、と伸ばされた腕は真っ直ぐ私の方へ向けられた。
…えぇ……。そこで私くる……??えー…。そういう展開要らないんだけどな...。
突然の指名に内心面倒に思いつつも「何でしょう?」と訊ねる。
「確か__瀬城君だったかな?そうだ、瀬城A君だ。
私の部下の情報に依れば、君は異界からの来訪者という信じ難いものがあるのだが…事実と受け取っていいのだな?」
何故私の名前は間違えずに覚えているのか…。興味があるからだろうけど。
「えぇ、まぁ。信じる信じないはお任せします」
「嗚呼、今は信じよう。だが俺が聞きたいのは__君の持つ"力"についてだ」
「……どんな能力だと聞いたんです?」
「万人を治せる、何キロにも渡って地面を抉り敵を滅す、手を軽く払っただけで人を殺せる……そんな話がある」
「それで?」
「君の力が欲しい」
ただでさえ張り詰めていた空気が更に其れを増した。社長の殺気が増加したのは勿論、扉の向こうからも社員達の殺気が降り注ぐ。落ち着いて。
あと谷崎君がナオミちゃん以外の事で殺気立ってるの珍しいね。
唯一穏やかなのは賢治君だけか…。ムッとしてる感じはあるけど。
だがまぁ、一番ヤバイのは言わずもがな治である。
壁があるから表情まで見えないけど、多分、いや絶対誰か殺した時みたいな目してるよ今。私には分かる。
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Lara - 今日初めて見つけたんですけど好きすぎて一気に全話読んじゃいました!更新も気長に待っときまーす! (5月10日 21時) (レス) @page34 id: f21b034dc4 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - ウゥ……き、気長に待ってますよぉぉッ! (2月21日 19時) (レス) id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 又、ツイステは私もクルーウェル先生が大好きなのでそう言って貰えてとっても嬉しかったです。これからもずっと、よんこいちさんの活動を応援しております。2回にわたり長々と失礼しました。 (2月4日 12時) (レス) id: 87bc4141db (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - コメント失礼します。よんこいちさん、更新についてきちんと伝えて下さりありがとうございます。私は、作者さんが使命感などのザワザワとした気持ちを持った状態でいられることは、私も経験があるので不安です。できればふわっとした気持ちで楽に過ごして欲しいです。 (2月4日 12時) (レス) @page34 id: 87bc4141db (このIDを非表示/違反報告)
トッテン - 作者からを読ませていただきました!私も中々手が進まない時よくあって気持ちめっちゃわかります…。この作品大好きなので何年でも待ち続けます!!アニメのマルソーの場面めっちゃ好きでしてこの小説はギルド戦で終わりにするという感じでしょうか🤔 (1月28日 10時) (レス) @page34 id: e12076433d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よんこいち | 作成日時:2023年8月18日 19時