俺らの精神安定剤【東京卍リベンジャーズ】

30話 ページ43

蘭「青い空、青い海、そして目の前には愛しのAちゃん♡しかも水着!!!!」


竜「周りの女が霞むぐらいに輝いて見える、悟り開きそう」


春「うわ、何だよあのレース。誘ってんのか」


半「ばはっ♡ほぼ全裸じゃねぇかよ♡」


九「うるせぇ、えろ親父ども。視界に入るな、声も出すな。今五感を研ぎ澄ませてA見るのに精一杯だから邪魔すんな」



現在、梵天幹部たちがいるのは海。

沖縄？違う、ハワイの海だ


資金バリバリ貯め込んでる梵天において社員旅行など近場で済むわけがない。国境だって越えるのは簡単である


今は長期休みということもあり、周りにはたくさんの人が。

外人ばかりではない。日本人もたくさん、ハワイの海を満喫している



そんな中、彼らはAと親睦を深めつつ、水着姿も見たいという不埒な動機でここに訪れたのだ

そして結果的に願いを叶えた男達は真顔で彼女をじっと見つめ、冒頭にいたる



いつもは仲介役の九井ですらそう言い出すものだから鶴蝶が得体の知れないものでも見るかのような視線を送った




鶴「A、やっぱりパーカーでも羽織ればどうだ？周りの視線…主にコイツらの視線を避けるために」



「え、別に大丈夫ですよ！見られても減るものじゃないですし！」



鶴蝶のさりげない優しさは彼女の屈託のない笑顔によって意味をなくした


頼むからそこは従ってくれ


鶴蝶は思わず深いため息をつく




春「よーし、じゃあ俺と泳ぎに行こうぜ。手持っててやるからよ」


「？私泳げますけど…？」



下心あり男、三途春千夜

彼女が泳げず、誰か一緒に泳いでくださいとお願いされることを前提に提案してみたものの、あっさり断られ玉砕。

灰となった((



蘭「じゃあ、俺とどう？あ、なんならビーチバレーでもいいけど」


竜「…！兄ちゃんがやるなら俺もやる！」


「ビーチバレー！いいですね！やりましょう！」



二番手、灰谷兄弟

下心ありませんよとアピールしつつも、ビーチバレー中、さりげないボディタッチを狙う…予定が



半「なぁ、俺お腹空いたからかき氷買ってきてくんね？ついでにお前の分も買っていいから」



何かを察した半間がすかさずAをパシる


彼女は優しいので、文句を言いつつもすぐさま買いに行ったのだった




「「何してくれたんじゃ、半間、コラァ」」


そして虚しくも残った二人が半間に詰め寄り、乱闘を始める



こんなことがあと2時間は続くのであった

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