24話 ページ36
部屋のそこら中に開けられた穴
そして数分にも続く発砲音と拳と拳のぶつかり合い
現場はカオスと化した
竜「テメェ、半間だな？！あの時みてぇなダサい髪型にしとけ！！分かんねぇんだよ！！」
半「あ？？それよかお前の眼鏡の方がダサかったぞ？♡」
蘭「おい半間ァ！俺の弟を貶してんじゃねぇ！！」
春「チッ、なんでこんなザコ処理俺がしなきゃならねぇんだよ！」
鶴「つべこべ言わずやれ！今回はAを取り戻せば俺らの勝ちだ！」
人、人、人…数え切れないぐらいの人数が家の周りを囲んでいる
春千夜さんと鶴蝶さんが外の敵
竜胆さんと蘭さんが半間さんと戦っていた
彼に向かって銃を乱発しないのは私が近くにいるからだろう
蘭さんの拳が半間さんの頬を掠る
半「っ、いってぇ…。手加減って言葉知らねぇのかよっ！！おらっ！！」
蘭「ッ！俺らはもうガキじゃねぇんだ！本気で殺し合うぐらい苦もねぇよ！！」
2人の喧嘩は見ていて圧倒された
銃を使えないからこそ長引いているこの戦い
いつか決着がつき、どちらかが傷つかなくちゃいけないなんて私は耐えられない
竜「っおい！大丈夫か？！」
竜胆さんが顔を真っ青にして駆け寄ってくれた
竜「怪我してねぇよな…？乱暴されてないか？」
「は、はい。大丈夫です…」
竜「ここに居たら危ない。さっさと逃げるぞ！」
腕を掴まれ立たされた私は竜胆さんに従って外に出ようとするが
半「はぁい、行かせねぇよー？♡」
竜「うぐッ…！」
蘭「竜胆！！！！！」
いつの間にか道を塞いでいた半間さんが竜胆さんの顔にパンチを繰り出す
モロに入ってしまったのか竜胆さんは白目を剥き、血を流しながら倒れてしまった
蘭「テメェぇぇ！！！絶対ェ、コロす！！！」
半「ばはっ♡面白くなってきやがったなぁ？本気でこい！！！」
私はというとあっけなく倒されてしまった竜胆さんの傍らで震えていた
あぁ、なんて痛々しいんだ
血が止まらない、脈が弱い、息遣いが…！！
「竜胆さん…！起きてください…！」
必死に揺さぶっても気を失っているのか返事もない
視界がブレていく
私の親しい人がこうやってどんどん傷ついていくんだ
「っ、もうやめてください！！！！！」
決死の思いで飛び込んだのが悪かったのだろう
止まり切れなかった蘭さんの拳が私の腹部に命中する
蘭「ッ！？A？！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4578人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うぇい - 初めまして！少し前から見ていたんですが、凄く面白いっすね！俺気に入りました！作者さんのペースで頑張って下さい！続き待ってまーす。 (2022年3月26日 1時) (
レス) id: acf5fa610c (このIDを非表示/違反報告)
蘭鏡 - めっっっちゃ良きです‼︎(語彙力皆無)更新、作者様のペースで頑張ってください！ (2022年2月13日 0時) (レス) @page41 id: 4d158fd0bc (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 更新待ってました！これからもショコラさんのペースで頑張ってください！！ (2022年2月5日 21時) (レス) @page41 id: ef9e4cc349 (このIDを非表示/違反報告)
しんちゃん - 面白かった！だけど…もっとマイキーだしてほしかったな…。 (2021年12月23日 22時) (レス) @page38 id: aafe43ce80 (このIDを非表示/違反報告)
名無し28468号(プロフ) - 最新話とても面白かったです！推しが梵天に入るとか最高すぎます！！更新楽しみにしてます！！ (2021年11月20日 20時) (レス) @page38 id: 6546ee49f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ショコラ | 作成日時：2021年7月31日 17時
