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19話 ページ31

死体を見るのは初めてだった

血がそこら中にこびりついて、綺麗だったモカさんの顔は限界を咎めていなかった

気持ち悪い、怖い

そんな感情が少なからず渦巻いていたはず

だけど、あの時の私は妙に落ち着いていて、冷静だった



春「おい、何でお前は死体見んの初めてなくせにビビンねぇんだよ」



帰り道中、春千夜さんにそう声をかけられた



「…何ででしょうね。私でも分かりません」



そっけなく返せば、彼の眉間に皺が寄る



蘭「…ま、反社の俺らと一緒にいるんだ。少しずつ似てくるんだろ」



蘭さんのおかげで、それ以上言及してくることはいなかったが、その間の車内の空気は最悪


春千夜さんは終始、舌打ち

私に冷たく返されたのが癪に触ったのか鋭い目つきで睨め付けてきた


あぁ、もうこの人達の飲み会には参加しないでおこう


そう心に誓ったのだった日の翌日_____



「えっ、おつかいですか…?」


万「ん、昨日あんな事があったばっかりだし気休めとして出かけたらどうかなって」



マイキーさん曰く、好きなところに出かけたら自然と昨日のことも忘れるだろうと。

彼なりの優しさが溢れ出ていて、やっぱり涙が出そうになる



「分かりました!何を買ってこればいいのですか?」


万「そうだな…。明日、取引があるからその為の弾を頼んでも良いか?」



食べ物とかそういうものを頼まれるかと思えば、まさかの銃の弾

反社らしいといえばそうだが…。



万「安心しろ。そこの地域は俺らの縄張りみてぇなもんだ。Aに手ェ出すやつなんかいねぇよ。いたとしてもブッコロす」



それでもまだ不安がっていれば、監視役の人がそばにいてくれると教えてくれた

何かあったらそいつに頼れと。



そして付けられたのがこの人、鶴蝶さん



鶴「A、今から行くところは裏通りだ。歯向かうやつが少ないとは言え、ヤバい奴らの集まりだから気をつけろよ」


「はい!でも鶴蝶さんが着いてきてくれるなら百人力ですね!」


まるでボディーガードのようにピッタリついてくる彼

周りの人達もオーラでヤバいと感じているのか近づこうとする人はいない


無事におつかいを終える事ができ、途中でちゃっかり鶴蝶さんにクレープを奢ってもらい、2人で分け合いっこした


鶴「このことはアイツらに内緒な?じゃねぇとマイキーにもコロされちまう」


「ふふっ、良いですよ」









そして事は起きた…




?「ひゃは♡やっと見つけた、梵天のお姫サン♡」

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うぇい - 初めまして!少し前から見ていたんですが、凄く面白いっすね!俺気に入りました!作者さんのペースで頑張って下さい!続き待ってまーす。 (2022年3月26日 1時) (レス) id: acf5fa610c (このIDを非表示/違反報告)
蘭鏡 - めっっっちゃ良きです‼︎(語彙力皆無)更新、作者様のペースで頑張ってください! (2022年2月13日 0時) (レス) @page41 id: 4d158fd0bc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新待ってました!これからもショコラさんのペースで頑張ってください!! (2022年2月5日 21時) (レス) @page41 id: ef9e4cc349 (このIDを非表示/違反報告)
しんちゃん - 面白かった!だけど…もっとマイキーだしてほしかったな…。 (2021年12月23日 22時) (レス) @page38 id: aafe43ce80 (このIDを非表示/違反報告)
名無し28468号(プロフ) - 最新話とても面白かったです!推しが梵天に入るとか最高すぎます!!更新楽しみにしてます!! (2021年11月20日 20時) (レス) @page38 id: 6546ee49f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ショコラ | 作成日時:2021年7月31日 17時

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