11話 ページ17
〜竜胆side〜
今日は兄ちゃんと裏会社の社長と契約しに行く予定
俺らは梵天と呼ばれる組織でカジノやら売.春なんでもしてる
デカい組織だから闇社会を生きるたくさんの奴らが利益のため契約したがるのだ
いつもは下っ端が受ける雑務なのだが相手が相手だと俺らに回ってきた
竜「なぁ、兄ちゃん。A一人にして良かったのかな？」
蘭「大丈夫だろ。俺らのこと大好きだから逃げようなんて思わねーだろうし」
竜「すっげー自信」
まぁ、でも兄ちゃんの言う通りだと思う
アイツはお人好しで反社の俺らにビビることなく接するぐらいだ
簡単に逃げ出したいなんて思わないだろう
まず家出してる身だもんなー
蘭「マイキーから連絡ー。Aちゃんにスマホ渡したからお話しし放題だと」
竜「太っ腹じゃん。これ終わったらテレビ通話しようよ」
蘭「いーねー」
そんなことを話してたらあっという間に契約相手の会社に到着
ホールには既に俺らを案内する奴が配置されていた
見るからにビビってたけど、仕事はちゃんとこなしてた
蘭「おらー、来てやったぞ。早く契約終わらせて帰らせろー」
『わざわざ遠いところからすいませんね…。まさか灰谷さんが来てくださるとは』
現れたのは丸々と太ったジジイ
クーラーがかかってるのにも関わらず額には脂汗がのっている
あぁ、今すぐにでもこんな奴視界から消してやりたい
兄ちゃんも同じことを思っているのか見るからに機嫌が悪そうだ
早々に契約書にサインさせたあと、このあと一杯どうかと誘われた時は思わず殴りたくなったがその衝動を抑え、会社を足早に出た
蘭「暑いな…まだ仕事あんの？」
竜「うん、次は木下製菓の社長とヤクの取引」
蘭「マジか、アイツ女ダシにして俺らのお気に入りになりたいだけのクズだしなぁ。今日で消しても良くね？」
竜「たぶん三途がキレる。ヤクのほとんどをあそこから仕入れてるし」
めんどくせーなとボヤく兄ちゃん
確かにヤク切れの三途ほどメンドクサイ人間はいない
やる気がなかなか出ないでいると手持ちのスマホから通知音がした
どうやらメールのようだ
確認してみると宛名はA
"お仕事頑張ってください。後でお電話したいです。寂しいです"
「「……頑張るかぁ」」
ただの文字だけでこんなやる気出るとはAパワー恐るべしだな
………
順位1位…!?めちゃくちゃ嬉しいです…!とりあえず川飛び込んできます(((
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4578人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うぇい - 初めまして！少し前から見ていたんですが、凄く面白いっすね！俺気に入りました！作者さんのペースで頑張って下さい！続き待ってまーす。 (2022年3月26日 1時) (
レス) id: acf5fa610c (このIDを非表示/違反報告)
蘭鏡 - めっっっちゃ良きです‼︎(語彙力皆無)更新、作者様のペースで頑張ってください！ (2022年2月13日 0時) (レス) @page41 id: 4d158fd0bc (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 更新待ってました！これからもショコラさんのペースで頑張ってください！！ (2022年2月5日 21時) (レス) @page41 id: ef9e4cc349 (このIDを非表示/違反報告)
しんちゃん - 面白かった！だけど…もっとマイキーだしてほしかったな…。 (2021年12月23日 22時) (レス) @page38 id: aafe43ce80 (このIDを非表示/違反報告)
名無し28468号(プロフ) - 最新話とても面白かったです！推しが梵天に入るとか最高すぎます！！更新楽しみにしてます！！ (2021年11月20日 20時) (レス) @page38 id: 6546ee49f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ショコラ | 作成日時：2021年7月31日 17時
