10話 ページ16
マイキーさん起きないなぁ…
あれからずっと寝顔を拝ませてもらっまているのだが、起きる気配なし
部屋が静かなため規則正しい寝息がすごい聞こえる
幸せそうな顔をして眠るマイキーさんが何だか可愛くて自然と頭を撫でていた
私も頭撫でられるの好きだし、きっとマイキーさんも嫌ではないはず…！
万「ん……なに…？」
「あっ、すみませんっ…！起こしちゃいましたね…」
まさか起きるとは思ってなかった
慌てて撫でていた手を止め、離れようとすればマイキーさんにその手を掴まれた
万「もっと撫でて…」
か細い声でそう呟かれたら、母性本能くすぐられちゃいますね…
一度と言わず何度でもと言って頭を撫でてあげる
その間マイキーさんは目を細め何かを懐かしむ顔で遠くを見つめてた
万「なんか不思議だ。Aといると昔を思い出す…俺にとっては辛いはずなのに今は辛くない」
少しだけマイキーさんの目に涙が溜まってる気がした
気のせいだったら申し訳ないけど、涙を拭き取ってあげたらちゃんと指が濡れてた
「もしまた辛くなったら私の所に来てください。いつでも話聞きますよ？」
万「うん、毎日来たいな」
昨日と同じ笑顔で私を見るマイキーさんがどこか少し儚い
万「…美味しそうな匂いする。お腹すいた…」
「あっ！朝ごはん作ったんです！すっかり忘れちゃってました…。今温めてきますんで席ついててください」
急いでラップをかけておいたご飯を温め直す
そしたらマイキーさんのお腹から可愛らしい音がして思わず笑ってしまった
「はい、どうぞ。皆さん美味しいって言ってくれたんで味は保証します」
万「だろうね。匂いで分かる」
え、犬みたい…かわいい…
万「ん、美味しいよ。これ以外の飯食えねぇ」
「流石にそれは無いですよ、ちゃんとしたお店の方が美味しいです」
そう返すと「本気なんだけどなぁ」と笑いながら言われた
元から食欲旺盛なのかあっという間に完食してしまったマイキーさん
そろそろ仕事に行かなくちゃいけないらしくて名残惜しそうに玄関に向かった
私は同伴することができないのでせめてもの想いでお見送りすることに。
玄関を開ける際、何かを渡された
万「俺も他の奴らも仕事に手一杯で今日の夜は顔出せないと思う。だからこれ持ってて」
渡されたのはスマホだった
たぶん連絡用のやつだろう
行ってらっしゃいと言えば少し驚いた顔をして行ってきますと返してくれた
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うぇい - 初めまして！少し前から見ていたんですが、凄く面白いっすね！俺気に入りました！作者さんのペースで頑張って下さい！続き待ってまーす。 (2022年3月26日 1時) (
レス) id: acf5fa610c (このIDを非表示/違反報告)
蘭鏡 - めっっっちゃ良きです‼︎(語彙力皆無)更新、作者様のペースで頑張ってください！ (2022年2月13日 0時) (レス) @page41 id: 4d158fd0bc (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 更新待ってました！これからもショコラさんのペースで頑張ってください！！ (2022年2月5日 21時) (レス) @page41 id: ef9e4cc349 (このIDを非表示/違反報告)
しんちゃん - 面白かった！だけど…もっとマイキーだしてほしかったな…。 (2021年12月23日 22時) (レス) @page38 id: aafe43ce80 (このIDを非表示/違反報告)
名無し28468号(プロフ) - 最新話とても面白かったです！推しが梵天に入るとか最高すぎます！！更新楽しみにしてます！！ (2021年11月20日 20時) (レス) @page38 id: 6546ee49f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショコラ | 作成日時：2021年7月31日 17時
