8話 ページ14
蘭「お、美味そうなもん食ってんじゃん」
竜「三途だけズリーぞ。Aー、俺にもちょーだい」
三途さんにご飯を与えて駄弁っていること数分
どうやら蘭さんと竜胆さんも起きたようで、目を擦りながら近づいてきた
春「テメーらに食わせる飯なんてねーよ」
「いや、ありますよ？８人分作るの大変でした」
竜「ほらな？お前のためだけに作ってあると思うなよ、薬チュウ」
春「うっせぇ、残りも全部俺が食うんだよ」
朝から元気だなーと春千夜さんと竜胆さんの喧嘩を眺める
よく考えればかつての私の朝は毎日地獄だった
寝坊してご飯を作っていなかったら殴られ、時には底冷えする外に投げ出された
頑張って作ったとしても感謝の言葉は一度も聞いたことがない
私があの人たち以外に料理を振る舞うなんて夢みたいだ
しかも喜んでくれるなんて。
蘭「あれ？Aちゃんどーした？泣きそう？大丈夫？」
「っはい、なんか嬉しくなっちゃって…。こんな朝を迎えることができるなんて私は幸せ者ですね」
「「「………」」」
3人して黙られるとまるで私が変なこと言ったみたいで気まずい…
竜「…幸せの価値基準あまりにも低すぎるだろ」
蘭「あんなゴミみてぇな生活から逃げ出せて良かったなぁ。これからは俺らと幸せに暮らそうな？」
春「春千夜様がイヤってほど幸せにしてやんぜ」
潰れるぐらい抱きしめられた
でも決して離して欲しいなんて思わない
私も抱きしめ返せばみんな笑顔になる
このまま時間が止まれば良いのに…
九「……おい、そこのイチャイチャ組。朝っぱらから盛り上がるな」
「ふぇ！？こ、九井さん…！？」
蘭「げっ、めんどくせー奴起きたな」
みんなでギューしてるところをあろうことか九井さんに見られた
すごく眉間に皺寄せちゃってるよ…
嫌だったのかな…
九「あー…別に気分害したわけじゃねぇから泣きそう顔すんな。とりあえず腹空いたから俺も朝飯くれ」
春「うわ、仲間外れにされたからって嫉妬してたのか。キモッ」
九「テメッ、後で覚えてろ！？」
いそいそとその場を離れ台所にある朝ごはんを食卓に移動させる
８人分を運ぶのは辛かったので竜胆さんにも手伝ってもらった
竜「これ全部Aが作ったんだろ？天才だな」
「いえいえ…こんなの朝飯前ですよ」
竜「…俺の嫁に「「「竜胆？？？？？」」」分かったから睨むなッ」
ほんと、彼らといると楽しいな
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うぇい - 初めまして！少し前から見ていたんですが、凄く面白いっすね！俺気に入りました！作者さんのペースで頑張って下さい！続き待ってまーす。 (2022年3月26日 1時) (
レス) id: acf5fa610c (このIDを非表示/違反報告)
蘭鏡 - めっっっちゃ良きです‼︎(語彙力皆無)更新、作者様のペースで頑張ってください！ (2022年2月13日 0時) (レス) @page41 id: 4d158fd0bc (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 更新待ってました！これからもショコラさんのペースで頑張ってください！！ (2022年2月5日 21時) (レス) @page41 id: ef9e4cc349 (このIDを非表示/違反報告)
しんちゃん - 面白かった！だけど…もっとマイキーだしてほしかったな…。 (2021年12月23日 22時) (レス) @page38 id: aafe43ce80 (このIDを非表示/違反報告)
名無し28468号(プロフ) - 最新話とても面白かったです！推しが梵天に入るとか最高すぎます！！更新楽しみにしてます！！ (2021年11月20日 20時) (レス) @page38 id: 6546ee49f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショコラ | 作成日時：2021年7月31日 17時
