玖 ページ10
(炭治郎side)
花波が、死んだ。
あの…花波が?って頭が真っ白になった。
強くて、でも優しくて、それでいて真面目なあの花波が?
脳が、全力で否定をしている。
『違う、花波が死ぬはずない、きっと何かの間違いだ』と。
でも、起こった出来事は変えられない。
目の前には、先程まで戦っていた花波の、遺体。
だけど、表情は笑っていて、とても綺麗だった。
___________________
(煉獄side)
遺体となった花波は、遺体の筈なのにとても美しかった。
朝日に照らされ、美しく輝いていた。
隠が来て、花波の遺体を担架に乗せた。
隠「炎柱様、最後に花波さんのご遺体をもう一度ご覧になられますか?」
そうだ。花波は優しかったから、隠と柱のような位に関係なく名前で呼ばせていたんだ。
敬語も外せ、友達感覚で話してくれと、何度も懇願していたそうだったな。
『嗚呼、見させてくれ。』
俺は担架に乗せられた彼女の遺体を見た。
来世で、また会おうな。
君の事は、絶対に忘れない。
そして、来世では絶対に、愛し合おう。
そういって、俺は彼女の顔に触れた。
花波の体は暖かくなく、冷たかった。
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ジルマル(プロフ) - 瑠碧さん» コメントありがとうございます('◇')ゞとても励みになります✨ (1月2日 20時) (レス) id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 受験頑張って下さい! (12月27日 19時) (レス) @page41 id: 8e4f2df418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジルマル | 作者ホームページ:uranai.nosv.org/u.php/hp/marubonyoro/
作成日時:2023年10月1日 0時