くだらねぇ。3 ページ46
(花波side)
それから、私は毎日毎日大抵の仕事の仕方、書類の場所、パソコンの操作の仕方…など、その他諸々を
全て教えてあげた。
『(後でこれ教えられてませんだの何だのケチつけられたくないし。)』
でも、愛弥ちゃんって…要領めっちゃ悪いんだけど!?
昨日教えた事のはずなのに「わかりませ〜ん♪」…だって。
しかも他の先生方に手伝わせてるし。
…悲報、碧山花波、我慢の限界について。
兎野「宇随先生〜♪このお仕事、少し手伝ってもらっても良いですかぁ〜?」
宇随「………。」
兎野「えぇ〜?無視ですかぁ?」
『ねえ、愛弥ちゃん。ちょっとお時間良い?』
兎野「ええ、今無理ですよぉ…。」
バァン!
『……良いから来いって言ってるよね?聞こえない?』
兎野「っあ、はい…。すみませぇん…。」
は、最後の抵抗とでも言いたいのかな。
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口が悪いけど、コイツを屋上に連れてきた。
『あのさぁ。貴方に一つ聞きたい事があるんだ。正直言って……、
この仕事、舐めてる感じ?』
兎野「なッ…、舐めてなんて!!!」
『いや、舐めてんじゃん。他の教師の方に手伝わせたり、昨日教えたのに分からないしか言わないし。
あのねぇ、これは仕事なの。遊びじゃない。分からないじゃ済まないんだよ?』
兎野「そっ、そんなつもりじゃっ…。」
『貴方、給料貰えてるだけありがたいと思いな?残業代も出ないのに
アンタの手伝いさせられる私達の身にもなりなよ。』
案の定、愛弥ちゃんはボロボロと涙を流して泣いていた。まあ、少し言い過ぎた所もあるだろうけど。
結局、愛弥ちゃんは退職したそう。だけど本人曰く、言われたからじゃなく、
これを機に考えを改める事にしたんだとか。
ちゃんと考えを改められる子で良かった。
…と、とても安心していた。
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その後、
不死川「んで、何て言ったんだよォ。」
『何にも言ってないですよ。少し見ただけです。』
煉獄「何をしたのかは分からないが、とても怒っていたのは目に見て取れた!!だがそれもまた尊かった!!」
『まあ、煉獄さんったら…!!』
だが、これで一件落着。
再び、私達平和が訪れたのだった。
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ジルマル(プロフ) - 瑠碧さん» コメントありがとうございます('◇')ゞとても励みになります✨ (1月2日 20時) (レス) id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 受験頑張って下さい! (12月27日 19時) (レス) @page41 id: 8e4f2df418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジルマル | 作者ホームページ:uranai.nosv.org/u.php/hp/marubonyoro/
作成日時:2023年10月1日 0時