浮気疑惑…? 3 ページ41
(煉獄side)
甘露寺と伊黒にはああ言われたが…。
気になってしょうがない…!!
頭の中には、その事だけしか入ってこず、父上にまで叱られてしまう始末だ。
困ったものだ。
"伊黒「花波を信じてやれ。それがお前に出来る唯一の事だ…。」"
花波を信じる、か…。
本当に、花波はそんな事をする人物だとは思えない。
今から幸せを一緒に築いていこう、と言ってくれた彼女が、浮気などするだろうか…?
よくよく考えれば、浮気など花波の性格の割に合わなさ過ぎる。
俺は、花波という彼女の存在すらも信じてあげられない奴だったのか。
無意識の内だとしても、花波の事を避けていた俺の行動に変わりはない。
明日、話掛けてみよう…と思ったが、伊黒の言葉を思い出した。
"伊黒「相手がアクションを起こすまでただジッと待っている事だな。」"
伊黒の言葉を思い出し、俺は心に語り掛ける。
花波が何かを言い出すまで、俺は動かない方が良い。
風が吹いている。
そうだ。先程窓を開けておいたのを忘れていた。
冷たすぎず、熱すぎない、丁度良い心地良い風。
もう、5月に入ったのだな。
俺は横になり、暫くすると瞼は自然と落ちていった。
___________________________
今日は、休日。
平日だと勘違いして、飛び起きる事も少なくない今日、土曜日。
何もないな…と、暇を持て余していると、一件のメールが来た。
花波今日の午後、会えませんか?
驚き過ぎて、危うくスマホを落としてしまう所だった。
煉獄大丈夫だ。2時位で良いか?
と何とか返信出来た。
緊張の汗と少しの震えが、現実味を引き立たせていた。
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ジルマル(プロフ) - 瑠碧さん» コメントありがとうございます('◇')ゞとても励みになります✨ (1月2日 20時) (レス) id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 受験頑張って下さい! (12月27日 19時) (レス) @page41 id: 8e4f2df418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジルマル | 作者ホームページ:uranai.nosv.org/u.php/hp/marubonyoro/
作成日時:2023年10月1日 0時