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(花波side)
__出かける当日______、
『わっ…どうしよ、今日煉獄さんと出かける日じゃん!』
服装は事前に決めておいたし、後は持ち物の確認か。
えーと…、財布と飲み物と、念のため絆創膏とかも持って行こうかな。
あんこ「ニャァーン」
ん?あっ!あんこのご飯あげてない!
『ごめんねぇ…、またあげてなかったね…。』
よし、これでもう良いかな!
『あんこ、行ってくるね!』
あんこ「ニャァー」
そう言って私は、家を飛びだして行った。
___________________
指定の公園に着いたけど、まだ煉獄さんは居なかった。
流石に集合時間の30分前は早すぎたよね…。
煉獄さんが来るまで、最近やり始めたツム○ムでもしながら待ってようとしていた。
「ねえねえお姉さーん。今一人っしょ?一緒に遊ばない?」
おーおー、ナンパか。久しぶりに聞いたな。
『ん、貴方誰ですか?あと、人待ってますから。』
「え、じゃあその人もどう?」
『その人男の人ですよ?貴方よりずっと男前の、ね。』
なんだこの人。煉獄さん女じゃねえぞ?
「えーいいじゃん!早く行こうよ。」
あ、あと2分で待ち合わせの時間だ。
煉獄「…君は、俺の大事な人に何をしているんだ?」
「あ?誰だお前って…ヒッ!!」
声の方を向くと、物凄い殺気を放っている煉獄さんが居た。
あ、この男の人終わったな。←
だけど、煉獄さんが何か言う前に、男の人は何処かへ行ってしまった。
煉獄「すまない…待たせてしまったな。」
『ん、あ、いえいえ!全然大丈夫ですよ。私が早く来すぎただけですから。』
煉獄「お詫びに何か奢ろう!」
『え、良いのに…。』
煉獄「俺のプライドが許さんからな!」
ホントに良いのに…。
『じゃあ、一緒に食べましょう!それでおあいこですよね?』
煉獄「む…花波がそう言うならそうしよう!」
_______________________
それから私達は、色んな所に行った。
食べ物を食べたり、色んな絶景を見に行ったりした。
そして最終的に、海に来た。
煉獄「…もうそろそろ日が沈みそうだな。」
『……ですね。私の前世の記憶も、この夕日みたいに簡単になくなってしまったな…。』
煉獄「だが、君の人柄は変わらないし、気にする事もない。」
そう言う煉獄さんは悲しそうで、今にも泣きそうな顔をしていた。
『そんな顔には、させたくないな…。貴方には、笑っていてほしいですから。』
そう言った次の瞬間、私の頭の中に、忘れていた記憶が蘇った。
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ジルマル(プロフ) - 瑠碧さん» コメントありがとうございます('◇')ゞとても励みになります✨ (1月2日 20時) (レス) id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 受験頑張って下さい! (12月27日 19時) (レス) @page41 id: 8e4f2df418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジルマル | 作者ホームページ:uranai.nosv.org/u.php/hp/marubonyoro/
作成日時:2023年10月1日 0時