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(NOside)
_お昼______、
花波と沙良は屋上でお弁当を食べていた。
花波は何かを言いたそうにしていたが、やがて口を開いた。
花波「沙良ちゃんってさ…前世の記憶とかって…あるの?」
沙良「…あるよ。前世では、鬼殺隊の一般隊士をしてた。」
花波「えっ…。」
沙良「あ、ごめんごめん。急にこんな事言って気持ち悪いよね。」
花波「え、いや、違うよ。鬼殺隊の頃の記憶を覚えている人ってまだいるのかなって…。
それに、沙良ちゃんって一般隊士の中でも特に頑張ってた子だよね。噂がまわってるよ。」
沙良は鍛錬も怠らず呼吸を極めていたので、一般隊士の中で噂で持ち切りになっていた。
沙良「…そんな事ないよ。あれは、呼吸も上手く使えてなくて他の隊士に虐められたから、
鍛錬してただけで…。」
花波「それでも凄いじゃん。見返そうとしてても何でも良いじゃん。頑張ってるんだから。」
沙良「そうなの、かな…。」
花波「そうだよ!沙良ちゃんは、もっと自信持った方が良いよ?」
沙良「頑張るね。自身持てるようにさ。」
____________________
(花波side)
私が授業を務める家庭科は、そんな頻繁には無い。だから今もとても暇だった。
『沙良ちゃんの授業、ちょっとだけ見てみようかな。』
確か、今からの授業は筍組だったかな。
筍組の近くまで来ると、楽しそうな愉快な声が聞こえてくる。
沙良「皆さんこんにちは。今日から新しく英語科の担当になります、桜木沙良と言います。
何か質問等ありましたら、遠慮なく聞いてくださいね。」
善逸「はいはーい!先生は、彼氏さんとかっているんですか!?」
沙良「彼氏はいませんが…。尊敬している人はいますよ。」
へー…。尊敬してる先生って誰だろう?
炭治郎「その尊敬してる奴って誰何ですか?」
沙良「えっと…だ、誰にも言わないでね?実はね…煉獄先生なの…。」ポッ///
……ん?
いやいや、絶対沙良ちゃん、煉獄さんの事好きでしょ!?
もう照れちゃってるじゃん…。
え、でも………。
煉獄さんは前世の記憶を持ったままで、しかも前世の時から私を愛してるって言ってたよね…?
じゃあ、私は如何すれば良いの?
このまま黙って沙良ちゃんを応援する?
でも、沙良ちゃんを裏切るような事、出来ないよ……。
私は、如何したらいいの?
もう、分かんない…。
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ジルマル(プロフ) - 瑠碧さん» コメントありがとうございます('◇')ゞとても励みになります✨ (1月2日 20時) (レス) id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 受験頑張って下さい! (12月27日 19時) (レス) @page41 id: 8e4f2df418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジルマル | 作者ホームページ:uranai.nosv.org/u.php/hp/marubonyoro/
作成日時:2023年10月1日 0時