ひきこもりの俺がある朝目覚めたら異世界空間に転送されてた件について (ページ2)

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そのニート、転送ページ2

「……ん....さん…!!」

少々幼いが優しそうな澄んだ綺麗な声だった。
俺は朦朧とした意識の中静かなときに『ん』の一言だけ言うと少し喘いでるみたいだよね。
と思いながらも夢なのをしっかり自覚してもう一度眠りにつく。

「Aさん…！！！」

馬鹿でかい声で叫ばれる
前言撤回。
これは紛れもなく現実だ。学生時代遅刻ギリギリまで寝てたときの母親の怒号にそっくりだ。
俺はまるで数年間動いてない重たい身体を起こしながら薄っすらと瞼を持ち上げた。日射しが直射しているのだろう。眩しすぎて目が中々開かない。それと決してリアルの女に恋愛感情を抱いているわけではないが顔面が熱い。
カーテンで堅く閉ざした窓によりヴァンパイア並の日射しへの適応能力を持った俺に日光を直撃させるとはこの女…真人間か。

...ん？なんでこんなヒキニートの俺が真人間の女と一緒にいるかって？

….....ん？は？
俺は飛び起きた。
するとそこには