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善逸生誕! ページ20

善逸視点


どう慰めたらいいの!?


ぐるぐると思考を巡らせていると、


さなえ「ねぇ。我妻君。聞いてる?」

 
訝しげに眉を顰めるさなえちゃん。


どうやら、考えに没頭してさなえちゃんの話を聞いていなかったようだ。


善逸「あっ、ごめん。聞いてなかった。」


慌てて謝るとさなえちゃんはため息をついた。


さなえ「あと一回しか言わないからちゃんと聞いてて。」


さなえ「一緒に甘味所に行くよ。」


善逸「本当に!?」


予想外の返事だった。


断られるかと思ってたのに、まさかの了承の返事


さなえ「ほら、さっさと行くよ。」


さなえちゃんはそう言うとスタスタと歩いていってしまった。













さなえ「今日は奢る。」


甘味所で勘定するときさなえちゃんはそう言った。


それは流石に申し訳ない。


自分が誘ったからと、俺が断ってもさなえちゃんは


さなえ「今日、君の誕生日なんでしょ?それに私、上官だから。」


確かに上官だけどさ〜。


同期だし……。


それに女の子に奢らせる男なんていないでしょ。


善逸「いや、やっぱり俺が払うよ。俺が誘ったんだし。」


さなえ「……………駄目。私が払う。」

 
さなえちゃんは有無を言わせない口調でそう言うと素早く勘定を済ませた。


申し訳ない……。


善逸「ごめんね。」


謝るとさなえちゃんはチラリと俺を見やって一言。


さなえ「"ありがとう"のほうがいい。」


善逸「ありがとう。」


お礼を言うとさなえちゃんはそっと目を細めて微笑みを浮かべた。


その優しい笑みに思わず顔が赤くなる。


か、かわいい〜……!!


さなえ「どういたしまして。」


どこか楽しげな弾んだ声。


さなえ「じゃあ私、任務あるから。またね。」


段々と遠ざかり小さくなっていく背中を見つめて


善逸「今日は楽しかったな……。何より今の笑顔、可愛すぎでしょ!!」








善逸は一人、さなえの笑顔に悶絶していたそうだ。









非公開にしていました。


ごめんなさい!

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月坂柚花(プロフ) - 今までおつかれ様でした! 続き、楽しみにしています! (11月18日 16時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
茜里(プロフ) - 更新されている時に見に来ています。作者様のこの作品も妹様の作品も見ている私ですが2人ともの作品私は好きです。そして私も語彙力ないです。体に気をつけて下さいませ (11月17日 23時) (レス) id: b21cc666ef (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 差し出がましいようですが、基本的に原作に沿って作って行って、遊郭編と刀鍛冶の里編の間などに胡蝶さんとのいざこざを入れるのは駄目でしょうか? (2023年2月18日 7時) (レス) @page22 id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - すごく面白いです更新頑張ってください (2022年10月2日 18時) (レス) @page20 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - すごい面白いです! (2022年9月18日 19時) (レス) @page18 id: da18089e82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さなえ | 作成日時:2022年8月2日 17時

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