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上弦の鬼? ページ17

視点なし


堕姫の頸が落ちた。


堕姫「えっ?」


何が起きたのかわからないという顔をする堕姫と涼しい顔で刀を鞘に戻すさなえ。


炭治郎はそれを呆然と見つめる。


炭治郎(斬った……!さなえが斬ったのか!?あの一瞬で!?)


さなえは自身の頸を両手で抱える堕姫を見て一言。


さなえ「弱っ。」


それは短く傷つく言葉。


堕姫「アタシ、弱くないもん!」


宇髄「派手に頸を斬ったなぁさなえ。」


宇髄がいつの間にかさなえの隣に立っていた。


さなえ「宇髄さん。……あの鬼、本当に上弦でしょうか?弱すぎますよ。」


宇髄「だな。おい、お前上弦の鬼じゃねぇだろ。弱すぎる。」


二人の柱は鬼から視線を外し炭治郎と鬼化の進んだ禰豆子を見る。


宇髄「おい。戦いはまだ終わってねぇぞ。妹をどうにかしろ。」


宇髄はそう言ったが禰豆子はまだ暴れている。


さなえ「子守唄でも歌ったら大人しくなるかもよ。炭治郎。」


さなえがそう言った次の瞬間、禰豆子はさらに激しく暴れて押さえている炭治郎と共に外に飛び出していった。






宇髄「さなえ。上弦の鬼を探しに行くぞ。」


さなえ「そうですね。」


宇髄とさなえは本物の上弦の鬼を探すため立ち上がった。

 
堕姫「ちょっとアンタたち!どこ行く気!?」


堕姫「よくもアタシの頸を斬ったわね!!ただじゃおかないから!」


ギャーギャーと騒ぎ出す堕姫。


さなえと宇髄はそんな堕姫をドン引きした目で見る。


宇髄「まぁだギャーギャー言ってんのか。もうお前に用はねぇよ。地味に死にな。」


堕姫「ふざけんじゃないよ。だいたいアンタさっきアタシが上弦じゃないとか言ったわね。」


さなえ「あなた、上弦の鬼じゃないでしょ。」


堕姫「アタシは上弦の陸よ!」


さなえに怒鳴りつける堕姫。


宇髄「だったらなんで頸、斬られてんだよ。弱すぎるだろ。脳味噌爆発してんのか。」


さなえ「あっ、きっとそうですよ宇髄さん。彼女は脳味噌が爆発してるんです。」


宇髄の言葉に何度も頷くさなえ。


さなえ「彼女の言動とか潜入の時、見てたんですけど。馬鹿すぎる言動でしたよ。」


柔らかな笑みで堕姫を貶すさなえ。


堕姫「アタシは強いんだから!まだ上弦だけどこれからもっと強くなって。」


その言葉に宇髄はこう返す。


宇髄「説得力ねー。」


とうとう堕姫は大泣きし始めた。

ふざけるな→←堕姫



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月坂柚花(プロフ) - 今までおつかれ様でした! 続き、楽しみにしています! (11月18日 16時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
茜里(プロフ) - 更新されている時に見に来ています。作者様のこの作品も妹様の作品も見ている私ですが2人ともの作品私は好きです。そして私も語彙力ないです。体に気をつけて下さいませ (11月17日 23時) (レス) id: b21cc666ef (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 差し出がましいようですが、基本的に原作に沿って作って行って、遊郭編と刀鍛冶の里編の間などに胡蝶さんとのいざこざを入れるのは駄目でしょうか? (2023年2月18日 7時) (レス) @page22 id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - すごく面白いです更新頑張ってください (2022年10月2日 18時) (レス) @page20 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - すごい面白いです! (2022年9月18日 19時) (レス) @page18 id: da18089e82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さなえ | 作成日時:2022年8月2日 17時

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