胡蝶さん、私達は他人ですよ？

ヒノカミ神楽 ページ28

煉獄「うまい！！！うまい！！！！」


ポー。(現実逃避中)


周りからの視線は私を見てない。うん、見てないよ。


炭治郎「あっ、煉獄さんとさなえ。」


ホッ、良かった。炭治郎たち来た。


さなえ「こんばんは。」


煉獄「うまい！うまい！！」


炭治郎「………………。」


善逸「………………。」


伊之助「うぉー！！主の腹の中だ！！！」


………主？まぁ何でもいいけど、とりあえず静かにしてほしい。


さなえ「嘴平君。ここは列車の中ですから、静かにしましょうね。」ニコッ


伊之助(なんかコイツ、しのぶに似てる。)


伊之助「ｺﾞﾒﾝﾈ」


すごく小さくなってる。なんか可愛い。


さなえ「いいえ。嘴平君はいい子ですね〜。」ニコッ


伊之助「お前、ホワホワさせんな！！！」


ホワホワ？


炭治郎「あの、煉獄さんですよね？」


煉獄「うまい！」


煉獄さん、会話してくださいよ。冨岡さんみたいに胡蝶さんからいじられますよ。


炭治郎「えっと……。」


炭治郎が戸惑ってて、可哀想だ。


さなえ「この人は、炎柱 煉獄杏寿郎さん。」


炭治郎「あ、ありがとう、さなえ。」


炭治郎「よろしくおねがいします、煉獄さん。」








　

煉獄「うむ！ヒノカミ神楽という物は聞いたことがない！！」


煉獄「この話は終わりだ！！」


炭治郎がヒノカミ神楽というものを戦いに応用できたことを話していた。


ヒノカミ神楽……何だろう。


ヒノカミ、ヒノカミ……ひのかみ………、日のかみ…神……日の神………？


まぁ、いいや。


煉獄「俺の継子になるといい。面倒を見てあげよう。」


煉獄「炎の呼吸は歴史が古い。炎と水の柱はどの時代でも必ず入っていた。」


煉獄「炎・水・風・岩・雷が基本の呼吸。他の呼吸はそれらから枝分かれしてできたもの。」


煉獄「霞は風から派生している。」


ふむふむと頷きながら煉獄さんの話を聴く炭治郎。


こういう姿を見ると炭治郎って真面目だな〜ってつくづく思う。


そんなことを考えていると、炭治郎が私の方を見て


炭治郎「さなえの使う雪の呼吸は何から派生しているんだ？」


さなえ「水。」


そう言うと、炭治郎は目を丸くして


炭治郎「さなえは水の呼吸を使えるのか？」


答えようと口を開こうとしたとき、


伊之助「うおおお！！すげぇすげぇ速えぇぇ！！」

なぜ？→←うまい！

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