胡蝶さん、私達は他人ですよ？

番外編 ページ20

炭治郎との仲直り


竈門くんが栗花落さんと互角に機能回復訓練で戦えるようになってきた。

竈門くんの努力が実ってきて嬉しい。(^o^)

炭治郎「あの、」

さなえ「竈門くん？どうしましたか？」

炭治郎「炭治郎って呼んでくれ！」

…………私、那谷蜘蛛山で禰豆子さんの腕斬っちゃったし罪悪感が………。

炭治郎「駄目………か？」

う〜ん。とりあえず禰豆子さんに謝ろう。

さなえ「……禰豆子さんに会わせてくれませんか？」

炭治郎「禰豆子に？」

あっ、警戒したオーラを出してる。

禰豆子さんのこと斬るかもとか思ってるのかな。

さなえ「私、禰豆子さんに謝らなければいけないんです。」

炭治郎(嘘をついている匂いはしない。)

炭治郎「分かった。」

トコトコ

禰豆子さんのいる部屋に行く。

炭治郎「禰豆子、柱のさなえって人が禰豆子に謝りたいことがあるって。」

ヒョコ

かわいい……。小さくなってる禰豆子さんがかわいい。

私は禰豆子さんの目の前に行って、目線を合わせるようにしゃがむ。

さなえ「こんばんは、禰豆子さん。雪柱の藤田さなえと申します。」

さなえ「那谷蜘蛛山ではすみませんでした。腕、痛かったですよね………。ごめんなさい。」

ポンポン

頭を禰豆子さんに撫でられて思わず頬が緩む。

さなえ「禰豆子さんは何歳なんですか？」

炭治郎「さなえと同い年だ。」

！そうなんだ……。友達に……なれるかな？

さなえ「そうなんですか。」

炭治郎「さなえが良かったら禰豆子と友達になってくれないか？」

えっ？いいのかな？

さなえ「禰豆子さんがいいのなら………。」

禰豆子「むーむー♪」

炭治郎「禰豆子も友達になりたいってさ。」

さなえ「じゃあ、これからよろしくね。禰豆子ちゃん。」

ヨシヨシ

禰豆子ちゃんの頭を撫でる。

禰豆子「むーむー♪」

さなえ「かわいい。」ニコッ

このまま一緒に過ごしたいけど、

さなえ「ごめんね、炭治郎、禰豆子ちゃん。私これから任務があって。」

炭治郎「そうなのか。さなえは柱だもんな………。」

さなえ「禰豆子ちゃん、またね。」

フリフリ

手を振ってくれる禰豆子ちゃんに微笑みかけて部屋を出る。

可愛かったなぁ、禰豆子ちゃん。

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